若手の悩み「やりたいこと、どうやって見つけたらいいですか?」異色経歴管理職のお嬢が考える、やりたいことの見つけ方
やりたいことがわからない皆さん、こんにちは。お嬢です。
今回は24新卒内定者インターンの方との1on1で「お嬢さんはどうやってやりたいことを見つけましたか?」と質問され、せっかくなので対談記事にしてみました。
若手でやりたいことに悩んでいる方に届け〜!
登場人物
「やりたいこと、どうやって見つけたらいいですか?」
めいちゃん
お嬢さんは、具体的にどのようにやりたいことを明確化し、行動に移しているんでしょうか。やっぱり考えるだけではなく、すぐ行動するのでしょうか?
お嬢
うーん、私は実際、以前は将来やりたいこととかはあまり考えませんでした。20代は刹那的な生き方をしていたので…。
めいちゃん
え。
お嬢
本当に、10年後になりたい姿や目標を持つ人が信じられなかったんです。なりたい姿は変わるものだと思っていました。
めいちゃん
確かに。私も同じ意見です。
お嬢
10年後にこうなりたいから、今はこれをやらなければいけないという考えが、理解できなかったんです。明日死ぬかもしれないし、今日を全力で生きなければいけないという感じでした。
せいぜい、半年後ぐらいまでは見えるけど、3年後とかはちょっと分からないなと。
そんな中、会社に入ったら、半年ごとに評価されるので、その半年の間にやるべきことが明確になり、それに向かって頑張れるわけです。分かりやすいですよね。
私はそれ幸いと、半年を1サイクルとして捉えて、その時にめちゃくちゃ頑張ってきた。そうすると成果が出せるんですね。
今を大事にして成果が出て、そして、成果が出ると新しい仕事がもらえる。この仕事が出来たから、お嬢には次はこれをやらせてみようかな、みたいな。
その中でやりたいことを見つけてきました。
めいちゃん
なるほど。
お嬢のこれまでの仕事たち
お嬢
社会人4年目の終わりに、未経験情シスとしてディップに入ったんですけど、最初は担当のレベル3でした。半期ごとに色々な仕事が舞い込んできて、それらを頑張った結果昇進していきました。
全社でSlackを導入するとなったとき、当時は社会人6年目で、担当のレベル4(レベル4の次はだいたい管理職)でしたが、執行役員会議や取締役会でプレゼンをすることになったり。
めいちゃん
いきなりコンフォートゾーン抜けてますね。
お嬢
そう。今はルール変わったのかな、大きな会議では統括部長以上がプレゼンせよ、みたいな感じになってるかもしれない。当時はそういうルールがなかったのか、上司の進藤さんのブートキャンプによってたたきあげられてきました。
若手としては異色な経験をすることになって、結果として、よりレベルアップすることができました。
めいちゃん
すごい。
お嬢
DXプロジェクトを推進して、Slackを導入したとき、次はDX認定を取得したい、となって。それで、DX magazine powered by dipの立ち上げを企画して、流れでメディアの編集長を務めることになって、その時にメディア運営、SEOやライティングについて学びました。
その後、社会人7年目で管理職昇格試験を受けて合格し、情シスのバックオフィス支援の課長に就任することになりました。最初のチームメンバーは3人でした。
3ヶ月くらい経ったとき、隣の営業支援を担当していた課の課長が退職することになって。適任の管理職がいないということで、私がその課の課長を兼務することになり、メンバーが10人に増えました。
めいちゃん
これまでとは全然領域が違いますが、なったからには頑張ろう、と思ったんですか?
お嬢
そうですね。営業のことを勉強したり、レコリンという営業支援プロダクトのことを勉強したり。
めいちゃん
以前、レコリンについては記事を拝見しました。
お嬢
課長と並行して、レコリンの企画開発のリーダーを担当することになったので、プロダクトマネージャー(PdM)としての勉強と、UXの勉強をして。
いかに企画開発のチームをうまく運営するか考えて、四半期ごとのキックオフをやり始めて、前Qにやってきた成果を褒め称えたり、反省点は失敗を活かしていこうね、としてみたり、試行錯誤しました。
課長とPdMを経験して、あらためて仲間が大事だなあ、という気持ちが強くなりました。その後、他部門からの異動受け入れ、新卒・中途採用などを通じて、最終的にメンバーが23人になりました。
経験から得意なこと・苦手なこと・好みがわかってくる
お嬢
DXを通じて会社の風土を変えることは楽しかったです。また、課長として・企画開発チームのPdMとして、良いマネジメントについて悩んで、組織論や組織開発の勉強をしました。
色々な経験を通じて、これは私に向いているなと感じたことや、これは少し苦手だったなということが分かってきました。
私はプロダクトづくりよりも、仲間を大事に思う気持ちが強いな、とか。
めいちゃん
たくさんの仕事の経験を通じて、自分の強みとか、弱みが分かるようになったんですね。
お嬢
そう。いっぱい壁にぶつかったんです。はじめて課長になった時はずっとお腹が痛かったし。
でも、得意領域、好みが分かるようになった。これをやれば私は力を発揮できる。得意で、それがやりたいことだったら最高だと思うようになりました。
なので、今は、AIの活用企画とPMOをやりながら、「もっと楽しく働ける!」がテーマの社内連載『dipメソッド』の編集長や漫画家、商品開発本部のナレッジサイトの編集長、中途入社のオンボーディング改善などに取り組んでいます。
来期からは本格的に本部の組織開発に取り組みたいと構想しています。
めいちゃん
いろいろやりすぎて、肩書きに迷ってしまいませんか?
お嬢
そうですね。今は社外向けのプロフィールを自分で作って、なにかのメディアに載るときはそれを使ってもらうようにお願いしていますが、なかなか整理がつかなくて困っています。
もう、一言で説明するのが無理なんです。だから、とりあえずたくさん書いておいて、適切なものを使ってもらうようにしています。
めいちゃん
年表のようにまとめた方が良さそう。
お嬢
いちおうまとめたのあった。長いけど。
仕事の経験を自分のWILL・野望の実現に活かしていく
お嬢
就活の時に、将来やりたいこととか聞かれると思うけど。
めいちゃん
絶対聞かれますよね。
お嬢
自分のWILL、野望みたいなものがあるわけですよね。
私は、人が育児や介護など、あらゆる人生のシーンでいろんな働き方を選べる世界をつくりたいと思って人材業界を志望するようになりました。職種としては業務改善やシステムの企画開発をして、あらゆる人の下支えをしたいと思って、情シスとしてディップに入りました。
一方で、本業となにも関係のない個人としての野望は、ピアノレッスンを楽しく続けられる人を増やすことなんですよ。ピアノレッスン伝道師になりたいの。
副業ではピアノ学習者やピアノの先生へのインタビュー記事を作ったり、ピアノの先生の生徒集めのご支援とか、あとはTiktokで自分の練習を晒したり、ピアノレッスン漫画を描いたり…というのをやっています。最終的にはピアノレッスンスタジオを経営したいんですね。
じゃあ、それをやるために、自分の今までの仕事の経験を活かそうってなる。仕事で企画したり、オウンドメディアを作ったり、インタビューしたり、コンサルっぽい動き、マネジメントをすることがあって、それが全部副業に活きている感じです。漫画はちょっと毛色が違うけど。
なんにしろ、経験を活かして、会社で働く人としてのWILLも、個人としての野望も、どちらも叶えられるといいなと思っているんです。
めいちゃん
そうですね。確かに。
お嬢
めいちゃんの場合はそれがそのまま本業の仕事に繋がるかもしれないし。
なので、長くなってしまったんだけど。最初は結構いろんなことをつまんでいくのがいいんじゃないかと思う。それで、経験したことが力になって、得意不得意と好みがわかってきて、やりたいことが定まっていくと思います。
めいちゃん
ありがとうございます。今、インターンで、ちょっとずつつまんでくの、とても楽しいです。
これからも頑張ります。
お嬢
うん、これからも一緒に頑張りましょう!
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