隠されてしまった自分らしさを探る
生まれたばかりの頃の自分を覚えているだろうか?
中には生まれた時の記憶があるという人もいるようだが、ほとんどの人は覚えていないだろう。
では、生まれたばかりの新生児、1ヶ月から2ヶ月くらいの赤ちゃんを見たことはあるだろうか?
何人か見比べてみると、同じ赤ちゃんというくくりに入れられていても、驚くほど違う。
見た目だけではなく、すでに性質の一部が現れている。
とするならば、生まれたばかりの自分にも、そのような個性があったはずだ。
そのままスクスクと伸ばされたものもあれば、生まれ育った環境や、学校や社会の中で、次第に周りに合わせようとして隠されていってしまった個性もきっとある。
伸ばされたものの中でも、自分にとっては当たり前すぎて、他のみんなも同じだろうと思っているものもあるかもしれない。
そうやって、自分の個性がわからなくなっていく。
まずは、子どもの頃の自分を思い出してみよう。
2〜3歳、せいぜい幼稚園や保育園位まで、どんな子どもだったか?
何をして遊んでいたか?何に夢中になっていたか?
家の中で遊ぶことが多かったのか? それとも外を駆け回っていたのか?
大勢で遊んでいたのか? 少人数、あるいは一人で遊ぶことが多かったか?
例えば家の中でも、絵を描くこと、工作、絵本、図鑑、ままごと、人形遊び、妄想、ゲーム、パズル etc......
外だったら、鬼ごっこ、ボール遊び、ひたすら走る、自転車、砂遊び、昆虫、植物、動物 etc......
他にも、友達の家に行って観察、家業の商店でお客さんの相手等、それぞれに何か特徴的なことがあるはずだ。
それを、丁寧に思い出してみてほしい。
小さな子どもの頃に、個性のヒントが隠されているがよくある。
脳裏に、小さな頃の自分の様子が浮かんだだろうか?
ごく稀に、子どもの頃のことが全く思い出せないという人もいる。なんらかの理由があって、なかったことにしているというケースもある。
それはまた別の機会に書くとして、子どもの頃の自分と今の自分を比べてみてほしい。
そして共通項がないか、探してみる。
もし、下に妹や弟がいるのなら、彼らが生まれる以前の自分がどんな子どもだったかを見てほしい。
自分で覚えていなければ、周囲の人に尋ねたり、写真から当時のエピソードを聞きだすのもいい。
変わらぬ自分もあれば
持って生まれた個性が、どこかで隠されてしまっていることもある。
まずは、生まれた時から集団生活を始める前までの幼少期をヒントに探る。
自分を一番知っているのは、生まれてから今までずっと一緒に過ごしてきた自分のはずだ。
少しずつ、丁寧に見つめていこう。
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