見出し画像

作詞作曲についてまとめ

月一作曲もしれっとこなせて、変なしんどさもなく楽しく打ち込めている

これきいて

人と作曲について話したので
確認がてら
自分の作曲方法を羅列してみる

・作詞について
基本的には歌詞先行になる事が多い。
楽曲のイメージを作るという意味で
あらかじめ単語数や言い回しを長めにくどいくらいにしておく。←後でめっちゃ大事
小説やプロットを作る感覚でまるまるかき上げる。勢いに乗れたら最後まで仕上げるが、メロディが途中で思い浮かんだら中断、並行などして作曲に移る。

・作詞のこだわりポイント

起承転結があるものが好きなので、楽曲が進むにつれて落とし所へ向かえるように変化させたり伏線を張るような単語選び、ストーリー選びをする。
場合によっては繰り返す歌詞も使うが、サウンド面でそれを何度も聴かせる意味や効果が狙えるかどうかをしっかり考えた上で採用。

ほかにも
基本的に人称は統一、歌詞の転調を上手く使う、
意味のないフェイクで歌詞の邪魔をしない、ハマりがいいからと言って何度も同じ単語を使わない、喜怒哀楽の表現を重複させる時はそれなりの覚悟を持つ、自己満足をしっかり出来るような歌詞に仕上げる

・メロディ選びについて
楽曲のテーマとして大切な、サビ頭から作る事が圧倒的に多い。コードやキーはとりあえず気にせず、自分が口ずさんでハマりのいいメロディをサビ頭から2小節分ほど考えて見る。自分の過去の曲や既存曲と露骨な被りがあった場合、DTM上で修正。
5度3度部分的にノートをいじったり、全部を反転させてみたり、気持ち悪くならない程度にリズムを変えて見る。
この時点でサビ頭からのメロのみを数パターン用意しておいて、いくらか対応可能にしておく。
あまりに歌詞とメロディのハマりが良くて、既存曲と被ったまま行きたい時は諦めてそのまま使うが、可能な限り他の部分で(リズム、楽器の音色、コーラス、メロ入りのタイミング)似ないように仕上げる。
作曲中最も苦しい状態がここ。うげぇーってなっている。
ネットでメロディ検索もできるのでチェックして、アーティストのジャンルや流行っている時期やシーンに応じて自分が許せる範囲で取捨選択する。サビ頭駆け上がり系のメロディはこの辺りがびたびたに被るとかなり辛い。
例「弥終」がまじであいみょんだった。
頭のコードがセブンスなのとメロコアビートだったので良しとした。なお、リファレンスは別に2.3曲ほど。
サビメロは全て作り切る事もある。ただし、この時点でよっぽど良くない限りは仮決定で期待しないでおく。
歌詞の響き方やメロディのピークにどの母音がくるかなど自分が歌うことと聴こえ方を考えながら作る。

・コード進行選びについて
メロディに引き続きギターでコードを探す。この時点で自分が歌うキーをぼんやり想像しておく。
サビ頭のみメロディを作った理由は頭に浮かぶコード進行が大概「王道進行」になりがちな為。拡張性を考えて空けておく。
リファレンスのコード進行から部分的に引き抜いて、目指している楽曲の空気感に合わせてコードを複雑にしてみたり、簡略化してみたりする。
バッキングをこの時点で軽く入れておく。

・リズム選びについて
速いのか遅いのか、音粒は多いのか少ないのか、何拍子なのか、自分の「やりたい」を優先する事が多い。
メロディと同じ、もしくはそれ以上に楽曲の表情が決まるのがビートでありドラム、ベースだと考えている。
歌詞とうまくすり合わせをしながら気持ちよく歌えるビートにする。
ドラムに関してどういうビートだったらどんなジャンルになるかという事はあまり考えないようにしている。
ビートが決まったらコードバッキングのギター、ベースをルートで入れておく。

・サビができて以降のながれ
サビのメロディ、コード、リズム隊、があらかた出来たら他に移る。基本的にはボーカルメロディとコードから作るが、思いつかない場合は他の楽器をあたる。
この辺りで多めにつけていた歌詞がメロ尺の関係でゴリゴリ削がれていく。表現の幅が無くならないようにすり合わせしていく。
それぞれ作れる所まで作って、アイデアが浮かばなくなったら別のセクションに移動したりする。
ギターリフなど上物なんかもこの時点で少しづつ乗っけていく。
全体的に肉付きがよくなってきたら改めてメロディを見直す。トップの音が感情曲線と歌詞の中で正しく機能しているか、連符は歌詞をのせた時に無理な形になっていないか、AメロがBメロのオマケになってないか(これ自分で良くあると思ってる)など。
メロディの確認と同じく、曲全体の構成とバランスをよく見ておく。無駄がないかどうか。
本当にAメロは2周必要か?アウトロ長くないか…?などなど。

・終盤について
メロディと曲構成の修正を行い、決定したセクションはオケのアレンジを考えていく(ドラムのフィル、ベースのフレーズ、コーラスなどもこの辺り)
無駄を省いて残った部分を改めて煮詰める作業。

・完成してから
ひたすら聴き直して
飽きたらボツ、もしくは再アレンジにまわす。



ここまで全部読む方はよっぽど物作りが好きな人でしょうね。ありがとうございます。
作曲に入る前の準備段階は話がもっと長くなるので無しで。あとミックスについてもめっちゃ自信はないのでかんべん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?