Syrinx 活動報告 ~2022年9月~
皆さん、ご無沙汰しております。
Syrinxプロジェクトリーダーの竹内雅樹です。
夏も過ぎてすっかり秋らしくなってきましたね!
今月はフランスのリヨンに行ってきまして、がんセンターとリハビリセンターでSyrinxの試用を行いました。
フランスのリヨンは昨年12月に行ってきて、1月の記事に纏めていますので詳しくはそちらをご覧ください。
まず最初に行ってきたのがCentre Léon Bérardというがんセンターです。リヨンにある総合病院で、そこにいる耳鼻咽喉科の先生にデバイスの最新版のプロトタイプを見せました。
外見はクールだと言っていただきましたが、その一方で話している間常に振動音が流れているのは患者さんにとってはGoodではないという指摘を受けました。そこを直せば当病院で使用する準備に入ってもいい、とのことで、現時点での私たちの課題が明確になりました。感謝したいです。
その方にリヨンにある総合リハビリテーションセンター SSR Val Rosay にも連れて行っていただきました。
ここでは実際に喉頭摘出手術をして、発声のリハビリを行っている患者さん3名にデバイスを試していただきました。残念ながら映像は載せられませんが、いずれの方も興味を持っていただきました。ただうまく発声ができませんでした。考えられるのがヨーロッパの患者さんは喉頭摘出と共に気管と食道を繋ぐシャント発声を行うための手術をしているので、それにより喉頭摘出だけをする日本の患者さんよりも皮膚が厚くなっており、振動音が首の中を伝わりにくいのではないかと考えています。
そのため、ヨーロッパの方々に使っていただくにはその課題を克服する必要があります。今回はそれが明確になっただけでも大きな収穫があったと言えました!
さて、リヨンは食の街としても知られていて、本当に多くの美味しいレストランが至る所にありました。本当に良い所でしたので是非皆さんも足を運んでみてください!
以下は観光地です。
それではまた来月!ありがとうございました。
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