ハッピーエンド中毒

昔からハッピーエンドが大好きだった。紆余曲折ありながらも、最後の最後は「めでたしめでたし」で終わる作品が。あまりにもご都合主義過ぎて物語が陳腐になってしまったとしても、バッドエンディングよりはマシだろうと思っていた。

「LA LA LAND」を観た。
劇場公開してるときから「良い」と聞いていた作品で、なんだかんだ観れずにここまで来てたのだけど、Amazonプライムビデオで配信されたので、やっと観ることが出来た。
ネタバレしてしまうけれど、この作品はハッピーエンドでは無い。が、それが良いと思うことが出来る作品であった。
男女が出会って、恋のウキウキ期を経て、すれ違いをして、大きな出来事がきっかけでやっぱりあなたがサイコーよ結婚しましょう…なんていうありふれたラブストーリーを想像してたのだけど、ラストシーンでそんな想像を覆された。その覆し方が秀逸だった。心地よかった。

映画は「体験」だなぁと感じた。総合芸術と言われているのも分かる。
いやなんで急に歌いだすねん、と思ってしまうからミュージカルはあまり得意ではなかったけど、アナ雪くらいから考えが変わってきたな。
ミュージカル、いつかは劇場で本物を観てみたい。

そんなわけで、僕のハッピーエンド中毒は「LA LA LAND」によって治ったようですよ。

なんかそういう、ハッピーエンドじゃないけど妙に魅力的なラストを迎える映画をご存知でしたらぜひご一報ください。
バッドエンドじゃないです。ハッピーエンドじゃないけど妙に魅力的なラストを迎えるやつです。お間違えなきようお願いします。笑