「0より1」は1じゃ済まない。
ケミストリー、ツアー「DIRCT」のグッズ。
「0より1だから!」。
たとえ「1」しか結果を出せなくても、1歩しか前に進めなくても、何もしないで「0」でいるよりはいい。だから、前に進もうっていう、努力家の要さんらしいお言葉。
いい言葉です。それに、努力する人の姿勢として、ものすごく正しいと思います。
俺自身の事を思うと、必死に戦って、なんとか「0」を保ってきた時間も多かったかなって思います。
努力と苦労なら、苦労を強いられる時間の方が長かったかなって。
…でも、それを理由に、「1」という結果を出さない言い訳にしちゃってたかもなぁとも思いますが。
ただ、その時間。
「0」を守るために必死に戦っていた時間。
俺を支えてくれたものひとつに、確実にケミストリーの音楽はあります。
二人の活動、活躍が支えてくれた瞬間は何度もあります。
きっと、その中には「0より1だ」と、挑戦して、本当に「1」で終わった活動もあるのかもしれません。
でも、その「1」にしかならなかった挑戦にも、俺は支えられてきました。
きっと、そういう人はたくさんいると思います。
何百人どころじゃない。何千人、何万人。何百万人。
そうなると、2人の出したその「1」って、果たして本当に「1」か?って話で。
きっと、本人にとっては「1」で終わってしまったのかもしれませんけど。
でも、それに救われた人がたくさんいるって考えたら、その成果は「100」や「1000」や「10000」じゃききません。
そして、これは別に有名な人に限ったことではないのかもしれません。
自分の身近な人、家族や友達の頑張る姿に支えられたり救われたり、刺激をもらったりすることもあります。
俺の作品も、誰かにとってそうなってたらいいなぁと、祈るように思います。
二人みたいに、「1000」や「10000」は無理でも。
「5」や「10」ぐらいにはなってて欲しいなぁなんて。
努力するのも疲れるし、挑戦するのが怖いときもあります。
でももし、自分には「1」でも、自分の外で大きな数字になってくれるかもしれないと思ったら、ちょっと、勇気出ます。
今日も、もうちょっとがんばろうか。