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パタリロ!が無料公開されてるのでぜひ読んでもらいたいって話

※画像は公式サイトからの引用です。


拙者、推しについて語りたい侍。

あの「パタリロ!」が「マンガPark」というアプリで全話無料公開されているのでおすすめに参った次第である。

「あの」と言ったところで知らない人も多いと思うので説明させてもらうと、パタリロ!は。白泉社「花とゆめ」で1978年に連載が開始され、現在も連載中のギャグマンガ。作者の魔夜峰央先生は、さいきんでは「翔んで埼玉」の作者、と言ったほうが伝わるかもしれない。

パタリロ!はわたしが小中学生のころ、さんざん読み漁って多大な影響を受けたマンガである。

常春の国・マリネラの少年国王パタリロが周囲を巻き込んで事件を起こしたり解決したり、ひどいことをしたりされたりする。
ドケチで性格に難のある天才児パタリロと、その周囲の人物たちが巻き起こすストーリーは基本的にはギャグなんだけど、ときどきシリアスだったり、物事の本質を突いた話が展開されていて、読んでて飽きない話だった。

わたしがいまこうして無事ひねくれてしまった原因のひとつは、まちがいなくこのマンガのせいだと思っている。


推しのエピソードをひとつだけ語らせていただきたい。

特に好きな話のひとつに、単行本20巻に収録されている「国王の陰謀」という回がある。(マンガParkでは119話「88.国王の陰謀」として収録されている)

あらすじをざっくり解説すると、パタリロの叔母さんが嫁いだ「トルマリン王国」で軍部による革命が起き、国王軍からマリネラに軍隊派遣の要請が来た。パタリロは軍隊を派遣せず、自ら乗り込むが入国直後に逮捕される。実は革命は共産圏のK国のしわざで、トルマリン国王も加担した狂言だった!K国の真の狙いはマリネラの持つ莫大な財宝で……というストーリー。

なのだけど、実はパタリロはそれを見抜いていて、反乱軍のリーダーと交渉。無事解決となるわけなんだけど、その決め手がこの一言。

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言ってることは最低なんだけど、確かにそうだな……と思わせられる説得力。「人間はみんな利己的な生きもの」という前提がある限り、この理屈は最強なのだ。この回をはじめて読んだのは小学生のころだったと思うけども、これほどまでに衝撃を受けたマンガの話は後にも先にもなかったように思う。

じつはこの回、このあとにさらにもうひとつどんでん返しがあるのだけど、それはぜひ実際にマンガを読んでいただきたい。


こういうシリアスな回はもちろん、ギャグ回もおもしろいのでおすすめです。この機会によかったらぜひ。


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