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長友選手の守備が凄すぎた件

普段はゲーム関係の記事しか書いてこなかったのだが、昨日のサッカー日本代表選を見てどうしても書きたくなったので書いていく。
サッカーで興奮するシーンと言ったら得点が入るシーン。応援しているチームが攻撃しているときはワクワクが止まらない。反対に守備を見ているときはハラハラして辛い。しかし昨日の試合は守備で幾度となく興奮した。それ程までに

長友選手の守備が上手すぎた。

昨日の試合で一番印象的だったのが長友選手の守備力。
私にとっての長友選手(これ以降選手は略します)と言えばピッチを無尽蔵のスタミナで駆け回る、攻撃参加の回数が多い攻撃的なサイドバック。上がる回数が多すぎて日本のファンタジスタ中村俊輔からも「考えて上がった方が良い」などと言われるくらい攻撃にエネルギーを割く選手だった。それもあってか守備面に若干不安がある選手なのだが、攻撃にエネルギーを割いている分致し方ないと思っていた。

昨日の試合を見るまでは。

昨日の試合は全体を通して長友の攻撃参加がほとんど見られなかった。これはエクアドルのプレスが激しかったが故に攻撃の形が作れなかったことが要因だろう。特に前半はボランチやシャドーの選手が前向きでボールを持つ機会が極端に少なかった。強豪ひしめく南米予選を4位で通過したプレイスタイルをまざまざと見せつけられる苦しい展開だった。
いわゆる我慢の時間がとても長い試合だった。例えるならハーフコートの守備練習。耐えに耐えた。

この我慢の時間の長友の守備がとにかく凄かった。

対人は勿論、シュートブロックやショートカウンターの対応等全てにおいてパーフェクトだったと思う。前半ロスタイムのカバーリングには思わず声が出た。長友は守備に不安があると思っていた昨日までの自分が恥ずかしい。守備に力を入れた長友はそれこそ左サイドの守護神だった。
GKシュミットをはじめ田中碧や他のDFとの協力があったのは100も承知だが、それでも長友でなければエクアドルにサイドを崩されていたと思うほどに素晴らしい活躍だった。

ワールドカップ本大会に向けて

ワールドカップ本番を見据えた際、必ず我慢の時間は訪れる。相手はドイツ、スペインといった強豪国。FIFAランクは日本より下位のコスタリカも、2014年ウルグアイ・イタリア・イングランドという死のグループを無敗で1位突破した実力のある国。大会通してエクアドル戦の前半のような押し込まれる展開になる可能性は十分にある。しかし、我慢の時間を無失点で抑えることが出来れば必ず反撃のチャンスは訪れる。そういった意味でも昨日の長友の守備力を見れたことは大きい。
もうすぐワールドカップに臨むメンバーが発表される。26人という狭き門。基本的にアメリカ戦のスタメンがメンバーのベースになってくると思うが、エクアドル戦のスタメン組から選出されるのであれば長友選手を是非選出してもらいたい。


※長友選手を贔屓している訳ではないつもりです。東京サポでもありません。



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