料理の失敗譚(~野菜炒め編~)
新年度を迎え、心機一転、自炊を再会しようと思い立った。
とはいえ、料理は苦手である。
成功の記憶より、失敗の記憶の方が遥かに多い。
そこで、料理の失敗譚をまとめてみたくなった。
また同じ過ちを犯さないための、備忘録である。
野菜炒め
その日は、野菜炒めを作ろうと考えていた。お肉がなかったので、キャベツとニンジンと、あとは焼肉のタレで十分だろうと考えた。料理初心者のくせに、頭の中では、とても美味しい野菜炒めのレシピが完成していた。
とりあえずキャベツと人参を切る。包丁さばきが上手くなかったので、ざっくり切った。ニンジンの厚さは、1センチくらいだったと思う。
そして、フライパンに油を入れ、キャベツとニンジンを投入。強火にかけて、炒めようとした。
まあそれなりに火が通っているように見えたので、焼肉のタレをフライパンへ投入。
ところがここで問題が発生した。焼肉のタレが焦げ始めたのである。まずい!と思い、中火にする。
タレも焦げてるし、火も通っただろうと考え、フライパンから引き上げる。
炒めたキャベツと焼肉のタレの香りが、とても良い感じだった。
早速キャベツを口に含む。おいしい。
料理は成功したように思えた。
しかし、ニンジンを食べた瞬間、その思いは見事に打ち砕かれた。
生焼けニンジン、いや、生のニンジン。
馬にでもなった気分だった。ああ、失敗だ。
敗因はおそらく、ニンジンが厚かったことだろうと推測している。他にも原因あったのかは、正直分からない。
その後のことは、よく覚えていない。
いつの日か、おいしい回鍋肉が作れるようになりたい。
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