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少年探偵団23 電人M

こんにちは。

今回は少年探偵団の23巻「電人M」という本の読書諸感想文を書きます。

東京各所に6本足のタコのような火星人や人型の奇怪なロボットが現れ、「月世界旅行をしましょう」と書いた紙を残していく事件が起こります。ある日、小林少年は「電人M」と名乗る人からの電話でビルの屋上に呼び出されて、人型ロボット「電人M」に遭います、火星人やロボットは、月世界旅行のテーマパークの宣伝だったことがわかります。

そして、遠藤博士の研究所に火星人やロボットが出現して家人が驚かされる事件が起き、博士が密かに進めていた謎の研究がぬすまれそうになります。電人Mは遠藤博士に研究をさしだせといい、さもなくば小学生の息子を誘拐するといいました。電人Mの超能力で数々の不思議な現象が起こります。博士の息子は誘拐され、小林少年は少年探偵団員と協力して、電人Mの乗った自動車を車庫に閉じ込めますが、密室になった車庫から車も電人Mも息子もいなくなってしまいました。

そこで明智小五郎の登場となり、車庫での謎や超能力の秘密を解きます、遠藤邸での怪事件も、博士の助手に化けた怪人二十面相の仕業であることを暴きました。ですが二十面相は明智探偵や警官たちの不意をついてヘリコプターで脱走してしまいました。

そこでチンピラ別動隊のポケット小僧や小林隊長が活躍し、二十面相やその部下の住み家を特定し、二十面相の100人ほどの部下たちは毎日、電人Mやおばあさんに化けて宝石や美術品を持ってきていることや二十面相の住み家はテーマパークにつながっていることなど様々なことを暴き、ついに遠藤博士の研究を駆使し二十面相たちをやっつけることができた。

というお話です。

僕がこの本を読んで思ったことは、遠藤博士の「仮死粒子」についてです。
この本では最後に遠藤博士が30年間研究した仮死粒子というもので二十面相たちを眠らせ、博士の子供や宝を取り返すのですが、推理小説ではすでにある文明や道具を駆使して犯人のトリックを暴くのが鉄板でしたが、この物語で出てきた「仮死粒子」は架空のものなので少し意外でした。
また、二十面相にはたくさんの部下がいてほとんどは部下が盗んでいるというところでした。いままでの少年探偵団シリーズでは、二十面相の部下は車の運転やヘリコプターの運転をするというイメージでしたが、今回は二十面相の部下たちの意外な一面が知れてとても面白かったです。

          

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