23年間の幕を降ろした。
23年間続いてきた飲食店が今日、最後の営業日だった。その最後の営業日にひょんなことから来店することになった。
23年という年月が永いのか普通なのか短いのかオレにはわからない。形あるものはいつか無くなるものだと漠然と考えているだけだ。
だが、お客さんからのありがとうやごちそうさまの言葉と拍手に涙している店員の顔を見ると、ただ事では無いなあと思う。様々な思い出も、紆余曲折もあったのだろう。79歳のおばあちゃんは、こんな日を迎えられてやってきてよかったと涙ぐんだ。
オレはこの先、そのような感動を覚える機会にで会えるのだろうか。23年間だぞ。激しい感動も激しい悲しみもいらないとタカを括る人生。肯定するのにはまだ早いのでは無いかと思うのであった。
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