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一生学問

共に励みましょう

自分から率先して学ぶ

率先して学とはどういうことでしょう。


人に教えを乞うことや、読書も大切だが、
現場に飛び込んで、真実に直面することが第一

吉田松陰

人を自発的に行動させたいなら、先ずは心を満たしてあげなさい

吉田松陰

自発的に学ぶことを、習慣化することによって、私たちはより大きな目的を達成することができます。
それは、自発的に学ぶからこそ、成しうることなのです。

もし、学ぶ姿勢が、『受け身』だったらどうなるでしょう。
もちろん、受け身である以上、自発的に行動は起こしません。
一番の違いは、『学ぶ姿勢』です。
学ぶ姿勢が受け身であると
「教えてもらっている」
となります。さらに、
「教えてもらってないから、わからない」
となるのです。

こうなってしまうと、当然ですが、学びというものが、100%得られるものではなくなってしまいます。
なぜなら、受け身の姿勢には、『前向きさ』が足らないからです。

前向きでない人は、学ぶ内容も、興味がありません。
学ぶ内容は、興味を持って、好きになることが一番の近道です。
「好きこそものの上手なれ」
とは、千利休の言葉ですが、よく言ったものです。

どんなに、そのことに対して知識があっても、好きな人には敵いません。
好きな人は、無条件で、学びを得ようとしますし、時間を惜しんでも学びを得たいという、『前向きさ』があるからなのです。

前向きで、大好きな人には、絶対に敵わないのです。
だからこそ、自分から率先して学という姿勢が大切なのです。

「え?率先して学ぶのは、『前向き』だからでしょ?『前向き』なのは、好きだからでしょ?だったら、好きな人には敵わないっていう理論で言うと、率先して学んでも、好きな人には敵わないんじゃない?」
なんて、思いますよね?

正しいのですが、大事なポイントが間違っています。
それは、
人は率先して学ぶことに、愛着がわくし、率先して学ぶことが好きになる習性があるのです。

例えば、大して好きでもない仕事に対して、必死で取り組んでいたら、いつの間にかそれが、得意なことになっていた。
なんて経験はないでしょうか。
これは真理で、人間は『得意ではないもの』や『苦手だと思っていること』に対して、『好きではない』と思うのです。
つまり、必死で取り組むと、人並み以上にできるようになる。すると、出来るから楽しくなる。楽しいから好きになるのです。

どんなに些細なことでも良い。
目の前にあるものに対して、もっと必死に取り組んでみてほしい。

冒頭の吉田松陰の言葉には、そんなメッセージが、込められているのです。
自分から率先して学んでみよう。
きっと、『前向きになった』自分の目の前には、明るく照らされた道がみえてくる。そんな経験を、私もしています。

共に学ぶ

『共に学んでいく』という姿勢を、持ち続けなくてはいけません。
それは、『自分の周囲にも、受け身の姿勢を取る人を増やさない』為でもあるのです。

自分だけが学んでいて、周囲は自分の学んだことを『教えてくれるのを待っている』という状態になると、周囲の人は『受け身』であるため、学ぶ内容を好きにはなりにくくなります。
もし、学ぶ内容を好きになったことがあったとしても、それは、『学ぶ内容が好き』なのではなくて、『教えてくれている自分(あなた)』が好きなのです。
これでは、結局、自分のファンを増やしているだけであって、周囲の人の為にはなっていません。
ファンになるというのは、一時の風邪のようなもの。
かかっているうちは、お熱が上がっているものの、病から覚めると、熱も下がって、「あの時の熱は何だったのだろう?」という状態になります。
これでは、本当の意味で、周囲の人の為にはなっていません。

周囲の人を、本当に大切に思うのなら、周囲の人も『積極的に学ぶ』習慣を身に付けてもらう事が何よりも大切なのではないでしょうか。

そのために、『共に学ぶ』という姿勢が大切になるのです。
そこでは、『自分の方が知識が上である』と、自己顕示欲を出すことに、何のメリットもありません。
それどころか、「すごいですね!初めて知りました!」と、相手を敬う気持ちというものを示す方が、余程いい効果を期待できる場となります。

「もっと学びを得たい」と、思うのなら、謙虚な気持ちというものを、忘れてはいけないと言われるのは、こういう点からも理解できますよね。

吉田松陰は、謙虚な気持ちで、
「共に学びましょう」
そのように、塾生の一人ひとりに声をかけたからこそ、活動期間が短いのにも関わらず、多くの偉人を生み出した『松下村塾』を築けたのかも知れませんね。

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