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はじめから読むときはこちら 前の話はこちら 12 今この瞬間、憧れの人の凡て…
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はじめから読むときはこちら 前の話はこちら 9 一夜明け、文化祭当日の朝。 部室へ向かう足どりは鉛のように重かった。 (部屋に入ったら、まず頭を下げよう。何か言われる前に……。それから、それから……) 普通に考えて神聖な実験室を私欲で汚した罪は謝ったくらいで許してはもらえないだろう。 部長のシベリアブリザードのような視線、そして落雷のようなお叱りを想像するだけでマゾヒステリックな悦びが━━。 こほん。あ、いや……兎も角、あのような一時の気の迷いで最
前の話はこちら 2 紐緒部長のことが好きだ。 そんな気持ちにはっきりと自…
1 ぼくの名前は安院 愁太郎(あいん しゅうたろう)。ここ私立きらめき高校…