メモ:屑になりたい

最近人と関わりすぎているせいか、自分の軸の輪郭がぼやけてしまっている気がする。
疲れている、というわけではない。
特にそれが嫌だということでもない。
ぼやけているな、という感覚以上でも以下でもない。
一人の時間は好きだけれど、特にそれが不足しているから不健全になっているというわけでもない、気がする。
強いて言えば、自分が認識している自己が変化してきていることへの漠然とした不安に近しいものかもしれない。
もっといえば、自分にとってこの少しの変化が良いことなのか悪いことなのか、それが分からないことへの不安という方が近い。

変わったね、と言われることが増えた。
これは本当に、良い意味で言ってもらえることが増えた。
けれど、それはその人にとって都合のいい僕になっているだけのような気もする。
もっと研ぎ澄ませて、嫌われたって良い気もする。
実はすごく人間味があるんだねとか、実はすごく優しいんだねとかを言ってもらったときに、今はその言葉を心の底から嬉しいと思えているけれど、それを同じくらいくだらないと思いたい自分も確かにいる。

もっと頑張りたいけれど、死ぬほどサボってみたい気もする。
もっと頑張らないといけないと思うけれど、本当にもう嫌だとも思ってる。
しばらく一人になりたいと思うけど、一緒に過ごしたいと思う。

僕は本当に、みんなから好かれたいなんて微塵も思ってないけれど、みんなのことを好きでいたいと本気で思ってる。
だから、好きになってくれなくていいから、嫌いにさせないでほしい。

でも僕というやつは、僕のことを好きな人がどうしようもなく好きだから、みんなじゃなくていいから、君だけは僕のことを、めちゃくちゃに好きでいてほしいと思ってる。

屑でいたいから、君だけは愛してほしい。

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