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自己紹介

はじめまして。
書道をやっております、田畑明彦(たばたあきひこ)と申します。

書道歴は5歳から始めてもう30年以上になります。

文字を書くことはもちろん大好きなのですが、
その文字の成り立ちや調べることも好きな、
ちょっと変わった書家かもしれません。

例えば、私の名前の「明」という字は、
夜に月明りが窓から入ってきて明るい、という意味。

「彦」は上部分が「文(入れ墨)」、
「彡(さんづくり)」は艶やかという意味で、
顔に入れ墨を入れられるほどの才徳の優れた人という意味を表す…

という風に、文字本来の意味だったり、言葉としても意味を知りたがる、
少し風変りな書家かもしれません。(おかげで漢字辞典はボロボロです。)

ほぼ毎日引いている辞書。ページが外れてくるのが悩みの種。。

文字はもともと、声(音)があって、それが言葉になって、それを他者へ伝えるための通信ツールの一つです。

中国4,000年の歴史といいますが、数千年の時間の中で培われて、現在の私たちも使っている文字というのは、それだけで芸術的なものです。

そんな普通でも芸術な文字を、もっと美しく書くには?を日々考えていますが、ここを読んでいただいているあなたに、まずはとっておきの美しい文字を書くコツをお伝えします。

それは、


字を書く時に必ず下敷きを使うこと。


たったこれだけで、あなたの書く文字は変わります。
ですがこんな事は当たり前で、聞いた事もあるかもしれません。

しかしその心・本質的な部分は
「書いている時の環境を常に考えて欲しい」
という事です。

美しい文字を書けるようになる事の本質的な部分は、
おそらく、学力などと同じで「総合力」だと思うのです。

要は知っているかどうか?という事。
下敷きを使って欲しいと言う事の本質は、

紙に食い込んだ線が美しいから

そのためには下が固くてはダメ

なのでマットな下敷きを敷いて書く

という事になります。
机などの固いモノの上でボールペンで線を引いても、それだけでガタガタな線になってしまってダメなのです。

そして書とは本来、引っ掻いて欠く(書く)ものです。芯を喰うような力強い線だからこそ美しいのです。

そこから拡大解釈すると、ではボールペンはどうか?紙はどうか?という事にまで考えていただきたい…
という事です。

結果的には「下敷き使うと良いですよ」という事なのですが、その根っこ部分にはこういう本質的なことがあります。

綺麗な、美しい文字を書けるようになるには、まずは知ることが第一だと考えます。

知るために、発見するために日々古典の練習をしているとも言えますが、
そういった私が発見したこと、気付いたことを、書いていきたいと思います。

美しい文字を書きたい欲求は誰にでもあると思います。
そして文字は人それぞれ、皆一人ひとり違います。

どんな人でも、この世にたった一人しかいないように、
その人が書く美しい文字はその人だけにしか書けません。

私はその手伝いだったりヒントだったりを提供していけたらと思っております。決して文章は上手くはないかもしれませんが、整理して体系的にまとめていきたいと思います。

美しい文字は知ることから。

練習や訓練ももちろん大切な事だけれど、知ってから練習することが最効率です。

正しく努力する方法をお伝えしていきます。

よろしくお願いします。


書家 田畑明彦



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