会話のできない子供にとって保育園は人生最大の地獄だった
コミュニケーションが致命的なまでに取れなかった幼い頃の私にとって、保育園という場所はこの世の地獄だった。
物心つかない赤ん坊の頃から入園していたらまた話は違ったのかもしれないけれど、私は確か4歳くらいの頃に入ったので自然と環境に慣れるには遅すぎた。慣れるための努力が必要だった。
そして私は、その努力が下手だった。
まるで出来ていなかった。
「同級生と遊ぶ」ことも「先生の話を聞いて皆で足並みそろえて一緒に何かを成し遂げる」ことも難易度が高すぎた。
だってそもそも喋ることが