見出し画像

書評「多動力」を読んでみた

こんにちは、今回は堀江貴文さんの「多動力」(幻冬舎、2017年)についてご紹介します。
この本は、これからの時代に必要とされる多動力について述べられています。
この記事では、本の概要や私自身の感想、そしておすすめする理由について詳しくお伝えします。

著者について

堀江貴文さん(ホリエモン)は、SNS media&consulting株式会社のファウンダーであり、自己啓発書をはじめとする著作のほか、YouTubeや宇宙ロケット開発など多方面で活躍している著名な実業家です。
堀江さんは2000年代初頭にライブドアのCEOとして一世を風靡し、その後も多くの事業を立ち上げて成功を収めています。
彼の行動力と先見性は、多くの人々に影響を与えており、「多動力」でもその姿勢が色濃く反映されています。

本の概要

「多動力」は、インターネットの普及によって、変化する社会で活躍するための考え方やノウハウが述べられています。本書は以下のような構成になっています。

第1章:一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
・変化の激しい現代では、複数のスキルや肩書きを持つことが重要です。堀江さんは、タテの壁を越え、レアな存在になることを提唱しています。

第2章:バカ真面目の洗脳を解け
・社会や教育によって植え付けられた「真面目さ」から解放され、自由な発想で行動することが求められます。

第3章:サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
・一つのことに没頭することで、深い知識とスキルを得ることができます。その後、次々と新しいことに挑戦する多動力を身につけるためのステップです。

第4章:「自分の時間」を取り戻そう
・自分の時間を効率的に使うためのテクニックや考え方が紹介されています。

第5章:自分の分身に働かせる裏技
・自分の分身を作り出し、限られた時間で多くの仕事をこなすための方法です。

第6章:世界最速仕事術
・効率的に仕事を進めるための具体的な技術や考え方が述べられています。

第7章:最強メンタルの育て方
・メンタルを強化し、困難な状況でも前進するための方法です。

第8章:人生に目的なんていらない
・人生の目的に縛られず、自分の好きなことを追求する生き方を提案しています。

深堀りポイント

第1章:一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
多動力を身につけるためには、複数の肩書を持つことでレアな存在になることが重要です。堀江さんは次のように述べています。

「あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない。複数の肩書を掛け算し、レアな存在になろう。あらゆる産業の“タテの壁”が溶けた今、一つの肩書にこだわっていてはいけない。」(p.31)

第3章:「サルのようにハマり、鳩のように飽きよ」
多動力を身に付けるためのステップについて書かれています。堀江さんは次のように述べています。

「「多動力」とは異なる、いくつものことに次から次へとハマる力だ。 では、この力を身につけるためにはどうすればいいか。 初めからいくつものことに手を出すのではなく、まずは「何か”一つのこと”にサルのようにハマる」ことだ。」(p.59)

この言葉は、多動力を身につけるためには、一つのことに集中することからスタートする必要があることを示しています。

第5章:「自分の分身に働かせる裏技」
限られた時間の中でより多くの仕事を達成するための方法について書かれています。堀江さんは次のように述べています。

「世の中には2種類の人間がいる。
 それは、「原液」を作る者と「原液」を薄める者だ。「原液」を作れば、自分の分身が勝手に働いてくれる。 あなたは「原液」を作れているだろうか?」(p.111)

この言葉は、「原液」を作る側に回れば、自分自身の時間や物理的な制限を超えて仕事ができることを示しています。

私の感想と気づき


私が最初に感じたのは、「自分の行動を制限しているのは、結局は自分の考え方」ということでした。
堀江さんのような圧倒的なパフォーマンスは達成できないとしても、
彼の行動力を真似て行動力を爆上げすることは、本当はできるはずなんです。
しかし「私にはできない」と思ってしまうのです。

実際には、「私にはできない」わけではなく、こういうことになるのでしょう。

・失敗して恥をかくのは怖い
・今までのやり方を変えることで、周囲の人と軋轢が生じるのが怖い
・体力や精神力に自信がない。

やりたいことを躊躇している場合、「物理的」にできないというよりも「恐怖や不安」が先に立っていることがほとんどです。

私が書いているこの書評も、基本的には原書という「原液」を薄めて広める作業です。
しかし私の書評だから読みたいという方が増えてくれば、書評も「原液」と呼べるようなオリジナルコンテンツになり、
SNSなどで広めてくれる方が出てくるかもしれません。

書評であれば軋轢を感じることはなさそうなので、
まずはこの書評を書き続けることに、サルのようにはまってみたいと思います。

読者へのおすすめポイント

・多動力を身に付けるために必要な考え方がわかりやすくまとめられている。
・著者の具体的な行動が豊富に掲載されている。
・著者自身が圧倒的な多動力を発揮しているので、説得力がある。

おすすめの人

・これからの時代に必要な行動について考えている方
・現代の習慣や社会の仕組みに疑問を感じている方
・自分の好きなように人生を送りたい方

まとめ

今回は「多動力」をご紹介しました。この記事を通じて、その魅力が少しでも伝われば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、次回の書評でお会いしましょう!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?