読書感想文「嘘つきなふたり」
幼い頃から母親の言いなりの人生を歩んできた朝日光。東大の赤門で小学生の頃の友達である長谷川琴葉と偶然再開する。冷めた性格であまり乗り気ではなかったが、遊びに行く約束を取り付ける。
夕飯を食べていると先日の同窓会で連絡先を交換していた美帆から元担任の中山先生が橋から転落して死んだと言う連絡が入る。それを琴葉に伝えると、「私が中山先生を殺したの」と告白された。琴葉が転校してしまったため一緒に行けなかった修学旅行をやり直そうと誘われる。逃避行という名目も兼ねて、二人は京都へと旅行に行く。お互いに嘘を抱えながら。
最近刺激強めの作品を読みすぎてたのか、ミステリとしてはなんだか物足りない気がしました。青春小説としては面白かったです。旅がしたくなりました。旅先の出会いっていいですよね。
読み終わって、ブックカバーを外して、改めて表紙を見たらちょっとエモかったです。
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