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兄弟で違う宿題のやり方

長男と次男の話。

長男はもうすぐ5年生、次男はもうすぐ3年生。それぞれ全く性質が異なるので、どのような声がけをするのがそれぞれにとって好ましいのか、考える。

長男は、人から指図されるのを嫌い、自分で納得したやりたいことしかしない、そんんたタイプ。自分でやりたいことを見つけられるし、自分で調べることもできる。

それに対し、次男は素直で真面目なので、言われたことをコツコツ頑張る。長男は全部辞めてしまった習い事の空手とピアノも、次男は一生懸命頑張っている。教えてもらって伸びるタイプで、自分で色々やってみることには抵抗があるように感じる。

一長一短、どちらが良い悪いの問題ではなく、単純にタイプが違う。

なので、宿題のやらせ方ひとつとっても、それぞれに良いと思われるアドバイスが違ってしまう。

学校から帰ってきてすぐに宿題をしてそれから遊ぶ方が良いのか、とりあえず一通り遊んでから宿題をすればそれで良いのか、どちらが適切かはタイプによって異なると私は思っている。うちの場合、長男は後者タイプ、次男は前者タイプのように感じる。

最終的に次の日学校に行くまでの時間に宿題ができていれば良いのだから、やりたい時にできればそれで良い。どんな状況でもとにかく宿題を先にやってから遊ぶ、というのは、ある程度習慣づくりの為には必要なことかもしれないが、特に意味がない。むしろやりたいことをやって、気持ちが落ち着いてからめんどくさい宿題に取り掛かったほうが効率よくこなせる場合もある。

なので、長男には学校から帰ってきて「まず宿題をやりなさい」とは言わない。何より、人から言われたら余計にやらないので、本人の自主性に任せるのが一番スムーズだ。

ただ、次男には「まず宿題やってから遊んだほうが良いよ」と言いたい。次男はまだ自分でやらなければならないことの管理がそこまでできないので、帰ってきて宿題をやらないと、本当にそのままやらずに次の日の朝をむかえてしまう。2歳差の年齢差は大きいし、タイプも違う。

このように、兄弟にかける言葉が極端に違っていて、子供達は納得するのかどうかが少し心配になる。この宿題をいつやるかについては、「お兄ちゃんは宿題を後からやっているのに、なんで自分は遊ぶ前にやらないといけないんだ!」と次男がひがみそうで怖い。理由があって、それぞれに違うことを言っているのだと説明しても、ちょっと理解してもらえるかどうかが難しい所だと思う。

次男が、「お兄ちゃんばっかりズルい」と思うようなことはどうしても避けたい。長男も次男も平等にしたい。けれど、年齢もタイプが違うので、伝えるアドバイスはそれぞれ違うのは当然のこと。息子たちがこの事を理解して、ふたりとも大好きだから違うことを言っているのだと、思ってもらえるように、少しずつでも良いから逐一説明していきたいと思う。

みんなそれぞれ違うのだから、それぞれが違う自分の人生の選択をして生きることが当然だと思えるような環境を日常生活の中で作っていきたい。

兄弟それぞれが、ふたりは異なる性質なのだと理解し、それぞれが一番最適な方法で学んでいると自覚することができるならば、これは社会の中で生きていくのに大きな意味があるように思う。


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