【サンマ】孤立字牌を重ねるための新セオリー

今回は久しぶりにサンマの記事です。
ちなみにめちゃくちゃ地味な小技ですが、
サンマを打ってるとめちゃくちゃ遭遇するので、使う頻度はかなり多いものです。

親番でドラが対子の大チャンス手です。
現状5ブロックありますが、カン3pターツがあるので、字牌を切っていく道中でどれかが重なったらカン3pターツを払っていくというルートを取りたいところ。字牌を重ねることができたらグッとアガリに近付きそうです。

白と中が1枚ずつ切られているので、どちらかを切ることになるのですが、
どちらが重なりやすいでしょうか?

いやいや、そんなもん指運だろ!
とか
右手に近い方切ればええんやでー
という人がほとんどなのではないでしょうか。

確かに、ション牌VSション牌であれば完全に指運なんですが、
今回は1枚切れVS1枚切れということで僅かながらヒントがあり、一応の正解があるはずです。
さて、どちらを残した方がより重なりやすいでしょうか?

サンマ、特に全赤サンマのような副露でも高打点が作りやすいルールにおける字牌は、スピードアップにも守備力にも繋がるという、重なるととても心強い武器になります。
なので、基本的に最序盤は役牌を重ねにいく切り順になることが多いです。
そのため、1枚切れの字牌とション牌の字牌があれば1枚切れの方から切るのがセオリーです。そこにヒントがありそうですね。

それではもう1度先ほどの局面を見てみましょう。

南家が白を切って、その後西家が中を切っています。

南家が白を切り出すときは、場に役牌は何も出ていないですが、
西家が中を切るときは「場に白が1枚切られた」という情報を踏まえた上で中を選んでいます。

先ほど書いた「1枚切れとション牌があれば1枚切れの字牌から切る」
というセオリーを踏まえると、西家は生牌の中と1枚切れの白が1枚ずつ浮いていたら、1枚切れの字牌である白から切るはずです。
つまり、ション牌の中を切っている西家は白を持っていないことが多いだろう、と推測できます。

一方、南家が白を切ったときは白も中もション牌なので、のちに1枚切れになる中が手牌にあっても全く不思議ではないです。

南家:手牌に孤立の中があっても不思議ではない
西家:手牌に孤立の白がない(ことが多い)

ということになるので、
中と白の比較は中の方が他家の手牌(今回は南家)に持たれているケースが多い

白の方が山にいる可能性が高いので、東家は白を残して中を切るのが正解

ということになります。
どんだけ地味な小ネタやねん!と思われるかもしれませんが、最序盤の字牌の切り順というのは出現頻度としてはとても多いので、覚えておいて損はないと思います。

ヨンマと比べてサンマの方が配牌から字牌と端牌を切っていってストレートに手牌を進める進行になりがちで、また、ヨンマは守備力との兼ね合いでション牌と1枚切れの字牌の優先度が人によって異なる部分があるのでサンマのネタとして書きましたが、ヨンマでも使える場面はあります。

例えば、自分が序盤から染め手の進行をしているときですね。
役牌を重ねられる前に、ション牌の字牌を1巡でも早く処理しよう、という感じで他家がション牌と1枚切れの字牌ならション牌を優先的に選んでくるような局面では、ヨンマでもこのセオリーが適用できそうです。

「字牌を重ねたいときは先に打たれた1枚切れを残す」
このセオリーを覚えて、無常にも河に役牌が並んで悲しい気持ちになる機会を1回でも減らしましょうw

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