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アドベントエッセイ(21/365) 「マスター!お世辞、ストレートで!」

早いものでクリスマスまであと344日を切った。



どこよりも早いアドベント企画、21日目は「お世辞と謙遜との付き合い方」について。




私は、人からなにか褒められた時、ストレートに受け取ることにしている。




「〇〇いいですね!」


という言葉には


「ありがとうございます!よく言われます!」


と元気いっぱい返す用意がある。



傲慢といえば傲慢、ナルシストといえばナルシストだが、きっかけはそんなに強気ではない。



誰かが素敵な言葉をくれた時、「お世辞で言ってくれてるんだろうな」と素直に受け取れない日々に疲れたのだ。




賞賛を「お世辞」というフィルターを通して受け取る癖がつくと、全てがお世辞に見えてくる。



こうなったら全くキリがないし、何より、心から賞賛をくれた人に失礼である。



「お世辞で言ってくれてるのに、気づかず有頂天になってしまうのも恥ずかしい。後で傷つくし」



という気持ちもある。正直めっちゃある。




いやしかし。ちょっと待てよ。




そもそも、心にもないお世辞を言う人の方が圧倒的におかしいではないか!!!!失礼なっ!!!!!




そもそも失礼な人のほうの目を気にし、本当に良いと言ってくれる人の気持ちに背を向ける。こんなあべこべなことはない。誰も幸せになれない。




〜カランコロン〜



「マスター!!!!」



マスター「おう、いらっしゃい。

どうした、えらい興奮しちゃって」



お世辞!!!!!!!!

ストレートで!!!!!!!!!!




マスター「おいおい、いいのかい。

アンタ、弱いんじゃなかったか」



「いやいいんだ!これからはストレートって決めたんだ!!!!」





このテンションだ。これで行く。




この話は、裏を返せば「誰かの謙遜」にも当てはまる。




こちらが心から賞賛してるのに、それをストレートに受け取って貰えなかった時。



「なんだい、謙遜しちゃってサ!」と思い始めると、これもまた収集がつかないので、これからは



「凄い!!凄いのに、それでも謙虚なのもっと凄いわ!!!さらに好きになった!!!!」




これだ。このテンションで行く。




「人の心裏の裏はただの表だったりして」




そんな歌があるが、全くその通りだと思う。裏返すの、やめた。



お世辞、謙遜、ストレートで!

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