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DIVE to BLUE

僕は基本的に体が弱い。
今現在も、風邪をひいて内科クリニックの待合室でこれを書いている。

僕は小学生の頃から、体中に世界地図が描かれるような発疹がしばしば出て、年に一回のペースで入院することさえあった。

この話は小学6年生の頃、入院した病院で遭遇した不思議な体験を記録したものである。

この時は、部屋の空き状況のせいか僕には個室が割り当てられた。
幼い僕にも料金が高いということは分かっていたが、おじいちゃんだらけの相部屋よりも、個室は少しだけ快適だった。
いや、もしかするとこの時はそれだけ症状が重かったのかもしれない。

窓の外には乾いた風が吹く冬の夕方、見舞いに来ていた母が帰り、ふと熱を測るとなんと40度を超えていた。
僕はガンガンと痛む頭の中で「42度を超えたら死んでしまうんだっけ?」と不安にさいなまれながら朦朧としながら浅い眠りについた。


次回、限界に近い高熱にうなされるパフィン、意外な形で命の危機が?!

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