本屋がない

地元に本屋がない。
いや厳密にはあるのだけれど、電車で行く距離か徒歩で20分30分行ったところにあるショッピングモールにしかない。

子供の時からあった商店街の本屋は遠い昔に閉まったし、中高時代にCDレンタルしに行ったTSUTAYAは大学の時に潰れた。最近の話ではないのだ。

オタクの活動をするのに雑誌はマストに近い。
オタクが買うから女性ファッション誌はもはや表紙が男性アイドルだらけになっている。
ただよくよく考えると雑誌も電子版で済ませることが多い。
唯一電子版に対応していないのがマガジンハウス系なのだけれど、これらはサクッとECサイトで注文してしまっている。本屋には行かない。

ところで最近の休日の過ごし方の一つが読書だ。
最初は仕事に関係のある技術書を読んだり資格の勉強をするためだったのだけれど、今では全く関係のないTikTocマーケティングや世界史学びなおしの本をのんびりチェーン店のカフェで読み、読み終わり即メルカリで売ることにハマっている(性格上読み返さない)

何を読もうかは本屋で決めている。
ぷらっとビジネス書のコーナーに行って平積みの本を見て、面白そうな題材を見つけ、ひ〇ゆきや中〇あっちゃんがPOPや帯にいないことを確認し、手に取る。
この直感による出会いはECサイトでは現状では実現しえない。
そしてその時何を選ぶのかの直感は行く本屋に左右される。ラインナップやレイアウトに個性(と思想)があるからだ。
本屋がなくなるということはこの楽しみが奪われるということになる。

そんなことを昨日、新しい本を買おうとしたときに遠くにも行きたくない近場で済ませたい、けど近場に大きな本屋がない、そんな葛藤を感じだのだ。

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