誕生日にコスメを買った

年齢はただの数字と言いますが、やはり誕生日は一つの区切りと思える。
残念ながらなのかどうなのかわからないけれど、誕生日に花束や素敵なアクセサリーをくれる恋人はいないので、誕生日の機嫌の取り方は自分で決めている。
とはいえ、ここ数年何をしたかあまり覚えていない。多分何かをしてるんだけど、たいして印象に残っていないだけなのだと思う。

さて、去年の今頃、Diorの新しいリップとラウールがコラボをした。

新星の降臨！ その唇で世界を魅了して

特別ラウール担というわけではないのだけれど、ちょうど発売日が自分の誕生日付近ということもあり、これを自分の誕生日に買うことにした。

自分はあまりデパコスを持たない。
一時期デパコスに目覚めたことはあったけれど、その恩恵といいますか、ブランド力以上の価値をそこまで見出すことができなかったのと、飽き性ということもありアイメイクであれば色々なバリエーションをやりたい気持ちが強く、気が付けばプチプラをよく使うようになった。
特にこの1年はタッチアップができないということもあり色を失敗してもいいように安いものを選んでいる。色を選ぶのがとても苦手だし。

それでも何となく、
3X歳の誕生日、自分にDiorの新作リップを買う
ってめちゃくちゃいい響きな気がしませんか。
あ、いや多分いい響きって思うのは普段デパコスを使わないからってのがあると思うのだけど、それでもちょっとかっこいいなと。

誕生日の日はお休みにしていたので地方のデパートでは余裕で買えた。
この時はもうコロナの影響でタッチアップは自分でしてください、ということだったけれど、この色は確実に似合うし会社でもできるぞ！っていう自然な色だったから買えた。

残念なことに、その後はコロナが猛威をふるい、在宅勤務がメイン、外出時は常にマスクと、メイクの中で口紅の重要度が下がり、重視する点もブランドより色が落ちないマスクに付かないというのに変わったため、あまりこのリップを着けることはなかった。

けど会社で歯磨きをした後のメイク直し、銭湯から出た後のメイク直しとか、かわいいポーチに入れたプチプラの中にひっそりといるそのDiorのリップを使うとき、何となくちょっとドヤぁって感じになる。
完全に自己満足なのにすごく誇らしいのだ。

今年の誕生日もそろそろ。
何を買うかは全然決めていないけれど、どうせならいいコスメでも買おうかな。