【Syncable活用術】寄付があつまる活動報告記事の3つのポイントとは?
こんにちは!Syncableの高村大夢(たかむらひろむ)です。
Syncableのキャンペーン(クラウドファンディング等)には、「活動報告記事」という機能があります。活動報告記事とは、Syncableキャンペーンページから投稿できる記事のことです。キャンペーンページ内の「活動報告」のタブから投稿することができます。(機能詳細はこちら『【Syncable活用術】活動報告記事を使う3つのメリットとは?』)
活動報告記事は多くの団体様にご利用いただいており、団体の活動内容や今後のビジョン、応援者からのメッセージなどの内容が投稿されています。
今回は「より寄付を集めることができる記事はどんな内容であるか」を、2021年に開催されたキャンペーンの活動報告記事から分析しました。
この記事のライター
寄付者をより多く獲得した活動報告記事ベスト5
2021年度に更新された活動報告記事の中で、寄付者を獲得した記事の上位5つをSyncable事務局で分析・考察してみました。
寄付に繋がる活動報告記事を構成する要素
記事を分析した結果、下記のような要素があると考えました。
キャンペーン開催期間や寄付の達成状況を表す文言
「残りあと2日」「残り一週間」というような残りの開催期間を表す文言がありました。
「あと少しでキャンペーンが終わってしまうから”今”寄付しよう」と、読者が感じる効果があったのではないかと思います。
「【50名達成!】ネクストゴール70名を目指します!」「70万円に到達し、残りあとわずかで目標達成となります!」「おかげさまで、たった2日で、目標額の91!パーセントに達しました」のような寄付の達成状況を表すような文言がありました。
具体的な数字が入っていることで、自分以外の多くの方々が既に応援していることや、目標達成までの距離が近いことが伝わったのではないかと思います。そこで、「多くの方から応援されているので安心できる」「自分の力で達成させてあげたい」のような思いで寄付に至ったのではないかと考えました。
代表の想い・著名な方の応援メッセージ(話者が代表・著名な方)
記事の話者は、団体の代表や扱う社会課題の分野で著名な方となっておりました。
このような活動報告記事は、話者になっている本人のSNS等でシェアをして活用するケースも多く、開催中の寄付キャンペーンに関心がある層へ確実に情報が届いたことも寄付が集まっている理由の一つではないかと思います。
これまでの活動実績や受益者の状況を示す文言
「私たちの団体では、ひとり親の声を受けて、去年の7月からこの1年半の間に延べ1200世帯へ食料支援を行ってきました」「とある調査では、ひとり親家庭の子どもの10%が体重が減ったという厳しいデータも出ています」「このキャンペーンを行っている間にも、色んな相談がきました。制度の狭間で、自分の力だけではどうにもできないケースばかりです。」のように、団体のこれまでの活動実績や受益者の支援が必要な状況をデータやエピソードで示すような文言がありました。
このような情報があったことで、支援を提供する団体への信頼を上げることや受益者の困難な状況の理解をすることを同時に行うことができ、寄付に至ったのではないかと思います。
寄付に繋がる文章の書き方・ポイントとは?
上記の要素を参考しながら、いくつかのポイントを下記にまとめました。
キャンペーンの「盛り上がり」や「”今”寄付をしよう」と感じるような、開催期間や寄付の達成状況の情報を掲載
開催期間や寄付の達成状況の情報からは、キャンペーンの「盛り上がり」や「”今”寄付をしよう」と感じていただくことが、寄付獲得の近道だと思います。そこで、下記のような形で掲載することが効果的だと考えれらます。
キャンペーンの「盛り上がり」を表す例
「開始から◯日で◯円/◯%を突破しました!!」
「これまでに多くの方からご支援をいただき◯円/◯%を突破しました!あと◯円/◯%で目標達成です!最後のご支援よろしくお願いいたします!」
「”今”寄付をしよう」を表す例
「キャンペーン終了まで残り◯日となりました!」
「おかげさまで、◯%を突破しました!今週末までに◯%を突破したいと考えていますので、(受益者or実現したい支援)のために引き続き応援よろしくお願いいたします!」
事業内容や寄付募集のテーマと一貫性のある方に応援メッセージやシェアを依頼
事業内容や寄付募集のテーマと一貫性のある方に応援メッセージをいただくことで、下記のような活動報告記事の価値を効果的に発揮できると考えました。
団体の信頼の向上
事業内容や寄付募集のテーマと一貫性のある方から応援メッセージをいただいたという事実が、団体の信頼向上に繋がるはずです。今回は、医療系の団体がお医者様からメッセージをいただくというケースでしたが、皆さんのような団体でも同じような座組みを作っていけると思います。
比較的関心がある方々に情報を届けることができる
事業内容や寄付募集のテーマと一貫性のある方の周囲には、団体の寄付募集に関心を寄せていただけそうな方が比較的多いと考えられます。そのため、情報が届いた時に寄付に繋がる可能性が高くなり、効果的な施策となると思います。
定量的なデータやエピソードを用いて団体の活動実績や受益者の状況を伝える
団体の活動実績や受益者の状況を伝える際に、定量的なデータやエピソードを活用することが望ましいと考えられます。どんなものを掲載するか迷われる方は、「何を伝えるために活用するのか」といった下記のような切り口から選んでいただくのが良いかと思います。
受益者の状況を伝える定量的なデータ
受益者の状況を伝えるエピソード
団体の活動実績を伝える定量的なデータ
団体の実績を伝えるエピソード
キャンペーンページの本文ではありますが、データやエピソードを掲載している団体様の事例を下記に掲載いたします。ご参考になれば幸いです!
任意団体CATS WELCAREのマンスリーファンディング
下記のような内容が掲載されています。
団体の代表が保護猫を助けたエピソード(受益者の状況を伝える)が本文の冒頭に
保護した猫の数や譲渡した猫の数などの活動実績を伝える定量的なデータが本文中盤に
保護猫の医療費が増加しているといった受益者の状況を伝えるを定量的なデータが本文中盤に
NPO法人アラジのマンスリーファンディング
下記のような内容が掲載されています。
支援した受益者の数(活動実績を伝える定量的なデータ)が本文の冒頭に
「約3割の女子が妊娠により退学」「10代の女の子の死亡原因の1位は出産」のような受益者の状況を伝えるを定量的なデータが本文中盤に
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