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みんなが元氣でないと幸せじゃない

脳活性化メソッド「シナプソロジー®」を指導するための資格 シナプソロジーインストラクター教育トレーナーを取得された方の紹介や活躍している様子を紹介していきます!

今回は、企業向けにシナプソロジーを活用されている株式会社広島元気いっぱいプロジェクト 代表取締役の岩崎浩美さんにお話を伺いました。

Q.今の活動を教えてください

私は10年前(2013年)に広島で、株式会社広島元気いっぱいプロジェクトという会社を設立し ました。その当時からシナプソロジーをずっと一緒にやらせていただいております。というより、シナプソロジーを学んだから、会社設立という選択肢を見つけることができ、決断することができたと思います。シナプソロジーに出会わなければ、この会社はなかったと言っても過言ではありません。 アドバンス教育トレーナーコースは、第1期です。

この広島元気いっぱい プロジェクトを設立する前から、高齢者の運動教室は継続して担当させてもらってました。活動の内容としてもう1つは、スポーツクラブでインストラクター、アドバイザーとして活動していて、エアロビクスとかアクアビクス、ピラティスや機能改善体操とその指導者育成をさせていただいてます。また、学生時代に器械体操をやっていた経験をもとに、保育園や小学校のPTC、子ども会活動で、マット運動やそーらん節など身体を動かすことを教えています。

社会福祉施設にて運動教室7年以上開催

会社設立当初、高齢者の運動教室を行っているところも多くはなく、機会を頂くことで会社もうまく回っておりました。毎日、駆け回って教室をさせてもらってました。

しかし徐々に、介護保険制度が変更などの影響もあって、年度末の3月30日・31日になっても、次年度のお仕事が頂けるかどうかのお返事をいただけないような状況もありました。これってこのままずっとお仕事が頂けるのか分からないって思ったので、他に何か私たちがやっていることをお知らせして喜んで頂けることはないかと考え始めました。

周りをよく見てみると、教室に参加されている高齢者よりも、デイサービスとか社会福祉協議会さん、自治体や地域包括センターさんなど、高齢者を支えサポートする仕事をされている方々が疲れていたり病んでおられたり、担当者がどんどん交替してしまうってことも珍しくありませんでした。ある時なんか、デイサービスの職員さんが、次行ったら時には利用者様になっていました。「なんだこの状況は!」って思ってしまい、いくらデイサービスにお越しになった時点で「元気になりましょう!」ってやったところで、働いていた人がどんどんそこに来たら、いつまでも減らないじゃん!デイサービスに来てからでは遅い?!って思いました。

そんな思いがあって、働いている時から健康で、デイサービスとか行かなくても済むような人生の方が、働く人も高齢者も幸せだし、高齢者が増えていくことは もう分かっていたことだったので、それなら、働く人に届けるために企業でやってみたらどうやと思いはじめました。

会社を設立したことで、学びに行ったり様々な会合に出たりするようになりフィットネス関係以外の方にお会いする機会が増えました。そこでお聞きしてみると、スポーツクラブに行っている人なんか誰もいなかった。ほんと、皆無。これは昔から言われている「フィットネス参加率3%ってほんまじゃん」って思って。それでちょっと割引券とか、ご紹介カードをお渡しすると、皆さん「これいいよね~」っておっしゃいますが、誰1人いらっしゃらなかったんですよ。こうなったら「来てもらっている場合じゃない!この場所でやりましょう!」って思ったわけです。だって、私に親切に経営のことを教えてくださる方々が1人残らず「肩が痛い・腰が痛い・目が痛い」っておっしゃり「まさに三種の神器じゃな~」って思って、ちょっと動けばいいのにって思うけど、誰も来ないわけで、それだったらこの場で10分頂けたら、ここでやるし、着替えも必要ないし、座ってできるし!なんと、座りっぱなしの高齢者向けのプログラムは、座りっぱなしの働く人に全部使えるし!一緒じゃん!って思いました。

座りっぱなしというリスクとか辛さ、それによる姿勢不良は、年齢に関わらずみんな同じなんだなって実感します。職場で、今すぐ、ここで、みんなでやりましょう!って始めたのが「オフィトレ®」っていうオフィスでトレーニングしましょうっていうサービスです。

Q.これがオンラインで受けれるんですよね?

そうです。でも当時、私はオンラインでは伝わらないと思っていたので「その場に私行きます!」って。笑
「(その場に)行って、”人”が”人”に伝えることで変わっていく!」と考えていたので、「私、行きます!」って。仕事で電話されてる方のすぐ隣で、大声で「こんにちは!オフィトレの時間です!」なんてやっていました。スタートしたのが2018年なので、コロナになる前の、今思えばとても良い時代でした。

ちまちま考えていたことが、急に多くの企業様の目にとまるようになったターニングポイントでした。まさに、広島に支社のある名だたる企業のお偉いさんがいっぱいいらっしゃる前で、持ち時間5分のプレゼンの中に、シナプソロジーの実技を入れて勝負しました。

「実は(フィットネスクラブに通っている人って)3%しかいないんですよ。皆さんも運動不足じゃないですか?」って言ったら、みなさん「うんうん」ってなって、「じゃあ身体と心を動かすトレーニング一発行いましょう!」「皆さん!覚えてください!これがグー!これがチョキ!これがパー!」「私を勝たせてください!」って感じ。一瞬で会場が大盛り上がり!「こういうことをあなたの会社でも起こしたくないですか?これを実現するのがオフィトレ®です!」「これで職場の雰囲気を変えて、心と身体を健康にして、笑顔の健康社会を実現したいんです!」「しかも、これが健康経営の健康保持増進する7つの行動のうち5つをカバーできるんです!」って伝えたんですよね。シナプソロジーは、相当珍しかったらしく・・・受賞できたかも?(笑)

ーーーいや、岩崎さんのプレゼンが素晴らしかったんですよ!

この受賞がきっかけで、大きな企業様にもご導入いただけるようになりました。

中には、新入社員研修にご導入くださる企業様もあります。シーンとした緊張感の中で、シナプソロジーを含めたオフィトレ®は、めちゃくちゃ楽しいし私も気分爽快です!それを、テレビ取材してもらったりして・・・

・・・ちょうどうまく株式会社システムフレンド様(広島大学:協力)と効果実証研究までできて、このパンフレットもって「営業がんばるぞー!」って張り切っていたら、次の年がコロナになっちゃったんですよ。

仕事の90%、ほぼ全部なくなって、そんな中である企業様が「女性社員が何人も体調を崩している。特に家から出られなくなって、人と話せなくなって、どうにもならない。何かできないか?」ってご相談をいただいて、私ZOOMとか何も分からなかったんで「できるかどうかわからないけど、やらせてもらってもいいですか!」ってスタートしたのが「remoteオフィトレ®」だったんですよね。

ーーー動きが早いですね!

先方から言ってきてもらえたんでよかったですけど。こんなオンラインが進む世の中になるとは全く想像していなかったので、とりあえずできればいいかなって思って。おっかなびっくりで始めてみた感じでした。そんなスタートでしたが、今も切れ目なく継続してくださっていて、2年半になります。

ーーー10年前にご自身の会社を立ち上げられて、シナプソロジーもちょうどその頃に取得され、ご自身の中での変化や周囲の変化などはありましたか?

まず自分の変化として最初にも言いましたが、シナプソロジーをやっていなかったら会社を立ち上げていなかったと思います。会社を立てるという発想が浮かばないし、それを選ぶという決断をしなかったと思います。
シナプソロジーの仲間やディレクターの方々は私にとって「神様」みたいな方々なので、褒められたいじゃないけど、やっぱり「認めてもらいたい」という気持ちはすごいあったと思います。

シナプソロジーを学んだおかげで、会社を設立するとか、頑張ってなにかチャレンジするとか、(そのまま以前の職場で)我慢するとか、様々な選択肢があるんだって気づいて、自分の中に道筋を持てたと思います。それは、シナプソロジーの考え方にある「間違ってもいい」ってことや、「間違ってもよくて、そこに行くには色んなやり方があってどれでもいい!」みたいな。今までの私は、どんなに認められたいと思っていても「当たって折れる」しか方法を持たなかったんですよ!良くも悪くも「一直線」でした。それが「色んな道があるよ!」っていうことに気づかせてもらって、その中から自分にはこういう道が合うってことを見つけられて、何より「決断」できたのがシナプソロジーのおかげだったと、今も、すごい思います。

ーーー会社のスタッフの方もシナプソロジーインストラクターを取得されて、色んな所で指導できるようにしていらっしゃるんですか?

そうです。シナプソロジーインストラクター持っていない方は、当社でレッスンできないので。バリバリ活用させていただいています。資格でいうと、教育トレーナー、もしくはアドバンスインストラクターですよ。

教育トレーナーの仲間で「LaPersona(ラペルソーナ)」というチームを作っています。「働く仲間を元氣に!みんなで笑顔に!」をモットーに集まったチームで、オフィトレ®のサポートをしてくれています。みんな忙しい中で、リモートで集まり「ココロからだ健康フェスタ」を開催して、シナプゾロジーの指導者や健康経営を考える企業様への発信を行なっています。みんなで集まれば、なんか楽しくて飲みながらのミーティングだったりするんですけどね・・・

教育トレーナーの仲間で「LaPersona(ラペルソーナ)」というチームを作りました!

仲間といえば、2014年に広島の土砂災害があった時、私は阪神大震災の時も、東日本大震災の時も何も活動が出来なかったことを何かしら負い目に感じていたので、私もなにかしたいと思って、ボランティア活動に行くことにしたんです。
土砂災害があった現場は、会社から10分くらいの所で、目と鼻の先。そこで出会った仲間とずっと繋がっていて、昨年まで「命は宝:健康チャリティイベントin広島」っていうのを継続してやっていました。今現在も「福祉サポートプロジェクト〜逢〜」として活動しています。

この仲間たちはそれぞれ、保育園、福祉作業所、高齢者施設などに勤めているんですけど、このコロナ禍において、みんな外部との接触ができないことで、高齢者も障がい者も、利用者も従業員も疲弊してしまいがちだと聞きました。特に福祉施設においては、職員の方々の健康面(身体的、精神的)、経営面においても大変とのことで、私たちにできることは何か考えました。そこで、この「remoteオフィトレ®」を福祉施設でやったらいんじゃないかと思いつき、クラウドファンディングにかけて、資金をいただいて「オンライン笑学校」をスタートしました。

さらによりよく進化させるため、新たに、広島市の「一丸の矢プロジェクト」に応募して採択していただき、この補助金を使って福祉施設向けの「リモサポ」をスタートさせました。

また、自宅にいて運動機会の少ない高齢者、障がい者さん向けには「リモトレ」をスタートさせています。これは個人のお宅からzoomの教室に入って頂き、毎日参加できるようになっています。ちなみに、私の父は88歳、母は83歳ですが、デイサービスにも行かず実家で暮らしてくれています。助かります〜〜!!父は今年の初めまでスポーツクラブに通っていましたが、コロナの影響もあり閉館となりました。現在、この「リモトレ」をスタートできたので、父は、毎日自分でiPadを操作して「リモトレ」に参加してくれています。自慢の父です。

また、これを地域などで「私たちもやりたい!」という方のための指導者養成をまとめて、広島市の「広島市販路拡大チャレンジ応援金」に採択していただいて「健康サポート指導員養成講座」を作りました。ここにはオリジナルコンテンツの「PAPEPO®体操」というボールを使った体操と、座ったままできるソーラン節「健康そーらん®」が入っています。ここでもシナプソロジーの仲間が、積極的に大分、北九州で広げてくれています。

地域や自治体、各種団体さんと繋がってそのリーダーさんに「指導者として活躍しませんか?」とおすすめしたいと思っています。もちろん、そこに「シナプソロジー普及員養成講座をおススメします!」って文章を入れています!やっぱり、はずせません!!

ーーー最初のコンテンツは企業向けからスタートして、それがいろんなところに派生しているって感じですね。それもすごい幅広くなっていまの形になっているって感じなんですね。

結局、人間みんな人間なので同じなんですよね。座りっぱなしだと辛くなることは、子供も大人も高齢者もみんな同じだし、自分は元氣でも、結局、家に帰って親が元氣じゃなかったら介護しなければいけないし、子どもが元氣じゃなかったら親は悩むわけですから。みんなが元氣じゃないと幸せじゃないんだなぁって思うので・・・。そんな広いことを考えているうちに、何やら、こんな(コンテンツがたくさん生まれる)ことに・・・笑

ーーー岩崎さんの根本はそこなんですね。「みんなが元氣でないと幸せじゃない」ってことですね!

です!すぐに目の前の人に目がいくので。。。「笑顔の健康社会」と言ってますが、まずは目の前の人が元氣で幸せでいてほしい、と思ってしまうんですよね〜。「みんな元氣で、みんな幸せ」ですね。


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