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ヴィーガンの赤ちゃんが死亡

これは今より半年ほど前のニュースです。

アメリカのフロリダ州で1歳の赤ちゃんが栄養失調で衰弱死して
両親が逮捕されたという出来事がありました。

理由はその赤ちゃんに果物と野菜、
母乳しか与えていないことが原因とのことです。

両親はいわゆる『ヴィーガン』でした。

ソース記事はこちら↓
https://www.excite.co.jp/news/article/Sirabee_20162200933/

近年世界中で注目されているのであなたもご存知かと思いますが、
ヴィーガンとは日本語で『完全菜食主義者』を指します。

よく『ベジタリアン』と混同されがちですが、

ベジタリアンは肉と魚は食べませんが
乳製品や卵、はちみつは食べます。

反対にヴィーガンは乳製品も卵もはちみつなど
動物や昆虫などから採取できる食材も摂りません。

ヴィーガン的な食生活を続けることで
肥満や病気による死亡リスクが減少し
より健康的な身体になると言われています。

その両親もその説を信じていたのか
自分たちだけでなく子どもたちにも
それを課していたそうです。
(亡くなった赤ちゃんだけでなく
3歳と5歳の子どももいました)

もちろん、

ヴィーガンを批判する意見も多いのは確かです。

このニュースを通しても、

「栄養学を無視している」

「ヴィーガンの母親の母乳に栄養はない」

「果物だけだと必須アミノ酸が全然足りない」

「大人でも完全菜食主義的な食生活は栄養バランスを考えるのが難しい」

「大人でも栄養失調になって医者に怒られる人間がいるのに赤ちゃんにさせたらダメ」

「成人してない人間にヴィーガン強要するな」

「子どもにヴィーガン思想強制させる親はガチで害悪だと思う。子どもは親を信じるしかないのに」

など、ヴィーガンの両親を非難する声が多く挙がっています。

私はヴィーガンの思想が正しいとも思っていませんし
かと言って全て間違っているとも思っていません。
(この両親は完全に間違っているとは思っています)

ですが、

ヴィーガンの問題を論じる中で大多数の人が見ていない点があります。


それは『心の健康』です。

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『2021/10/4 Synapse.コラム』
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■ 目次

1、『肉体の健康』は『心の健康』とは結びつかない

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『心の健康』とは何か?

それは。。。


・楽しい

・幸せ

・充実している

・安心できる

・居心地が良い

・落ち着ける

そういった自らにとってプラスになる感情のことです。

・つまらない

・気が重い

・寂しい

・虚しい

・痛い

・怖い

これらの感情は自分にとってマイナスなので『心の健康』を害しています。

ヴィーガンを巡る問題は『肉体の健康』ばかり言及されています。

菜食主義で不足しがちな栄養素は、

・ビタミンB1

・ビタミンB12

・ビタミンD

・たんぱく質

・カルシウム

・脂質

・鉄分

・亜鉛

・DHA

・EPA

であるそうなので、
本当に健康的なのかという意見が出るのもわかります。


それよりも今回私は、

『体の健康ばかりを考えて本当に楽しいのか?』

ということを問いたいです。

私もつい最近とある霊能者の方に勧められて、
11日間だけでしたがヴィーガン的な食生活を送っていました。

ルールは下記のとおりです。

・肉、魚、卵、ほか動物由来の食材はNG

・調味料にも上記の食材が含まれているものは口に入れてはならない

・野菜、果物、穀物は食べてよし

今までの自分からしたら修行とも言えるような生活です。

当時の私も苦行だと思っていました(今もそう思っています)。

体内の浄化が目的で実際やり遂げた直後は
頭が妙に冴えていて集中力も高まっていた印象がありました。

ただ、もう一度やれと言われたら絶対にやりません。

なぜなら、

心が不健康になったからです。

脳の働きが多少良くなった代償として激やせしました。

「別に良いことじゃない?」

そう思う方もいるかもしれませんが、
私にとって体重が減るというのはまさしく
『心の健康』を害することとイコールです。

もともと線が細いのに服を着ていても他の人から

「やせたねー」

と身体の心配をされるようになりました。

しかも、

いくら食べてもなかなか体重が増えない
体質なので元に戻すのもかなり苦労しています。

結果、

食生活は以前より悪いものになり、
心の不健康はさらに加速しました。

改めて申し上げますが、

他の人にとってヴィーガンが
正しいとも言いませんし
誤りだとも言いません。

ただ私には合わなかったというだけの事です。

食事は心を豊かにするものでなくてはならないと思います。

どんなに一流の高級料理を食べても
心が満たされなければ意味がありません。

逆に、

安い料理でもそれで心を満たせるのなら
それが一番の食事の在り方だと思います。


漫画『刃牙』に登場する範馬勇次郎は
このようなセリフを言っています。

「防腐剤…着色料…保存料… 様々な化学物質 身体によかろうハズもない。しかし、だからとて健康にいいものだけを採る。これも健全とは言い難い。毒も喰らう 栄養も喰らう。両方を共に美味いと感じ血肉に変える度量こそが食には肝要だ。」

健康を考えて食事を摂るのは大切なことです。

ですが、

それだけでは単なる栄養補給に終わってしまいます。

私はこの言葉に『心の健康』のことも
言っているのではないかと強く感じました。

あなたも食事に限らず、

「その行動はなんのために行っているのか?」

「今やっていることは『心の健康』を満たせるのか?」

を考えてみてください。


たっつん


追伸:

冒頭に挙げたヴィーガンの赤ちゃんが
栄養失調で亡くなってしまったニュース。。。

もうひとつ問題があると思っていますが、
それは次回にさせて頂きます。

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