ミクロの世界の住人、マイクロバイオームの世界へようこそ
「私」とはなんだろう?
「私」は誰だろう?
どこからどこまでが「私」なのだろう?
そんな答えのない問いを自分自身に投げかけたことはないだろうか?
「私」という意識を持った肉体は確かにここにあるように思えるけれど、それはどのように定義されているのだろうか。その定義があいまいなものだとしたら、私はそれでも「私」として存在していられるのだろうか。
このような問いを扱うのは、何も哲学者だけではない。
生物学者の多くが「生命とは何か」を研究の目的にしているし、同じような問いは芸術の