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マーケティングでもリマインドって大事だよねという話

こんにちは。デジタルマーケティンググループの中山です。最近はアウトドア派になろうとキャンプを始めたので、キャンプグッズをもっぱら調べています。おすすめのグッズがあれば教えてください。
突然ですが、「リマインド」ってすごく大事ですよね。日々の業務においても、ついついタスクの抜け漏れが発生しそうになり、リマインドすること、されることに助けられているシーンは多いのではないかと思います。
大事MANブラザーズバンドは「負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事」が一番大事と言ってましたが、一番ではないにしろ「リマインド」もとても大事です。
そんな大事なリマインドですが、デジタルマーケティングのシーンでもニーズと活用を検討できる余地がありますよという事例をご紹介します。


リマインドの種類

リマインドのマーケティング活用というパッと思いつく例としては、

  • ECサイトでの再入荷のお知らせメールやかご落ちメール

  • ゲームなどのアプリでの事前登録

などかなと思いますが、BtoC向けだけでなくBtoBの領域でももっと活用できるシーンがあります。
リマインドについて簡単に分類すると大きく2つに分けられると考えています。

  1. 完了させるためのリマインド
    上記の例ではかご落ちメールが該当します。
    今日中に終わらせなきゃ~というような途中で止めている作業、進行中の作業のを完了を忘れないためのリマインドになるので業務上で利用するリマインドはもっぱらこちらですね。

  2. 始めるためのリマインド
    上記の例ではこちらは事前登録が該当します。
    今すぐにスタートできないタスクを適切なタイミングで着手、または再開するためのリマインドです。こちらはどちらかというとプライベートの予定などでの利用が多いのではないでしょうか。

マーケティング活動において上記「2」にあたるリマインドを活用できるシーンはまだまだ他にも存在します。

始めるためのリマインドはタイムカプセル

デジタルマーケティングでは顧客が興味を持ったタイミングで次のアクションにつなげる仕組みの構築を行いますが、商品販売前やサービスの開始前などすぐにアクションを起こせない場合も多々あると思います。
例えば僕の場合だと、事前情報でこの映画が上映開始したらすぐに見に行こう!と思った映画でも気付いたらいつのまにか上映が始まっていたということがよくあります。
もちろん開始を覚えていることが理想ではありますが、この情報化社会で日々新しい情報に触れていると少し先の予定はいつの間にか忘れてしまいがちです。
そんな時に、興味を持ったタイミングのホットな気持ちをタイムカプセルのように一旦保存して、適切なタイミングで開けられるととてもいいですよね。

始めるためのリマインドを活用して申込率が10倍に

われわれの支援したお客様でこの始めるためのリマインドをうまく活用できた事例をご紹介します。

このお客様は新商品発売のタイミングでオフラインイベントを開催されており、そのイベント集客のためのLPと申込フォームを構築されていました。
LP公開時には開催が確定していたイベントは直近のものだけでしたが、この時点で具体的な日付や場所の詳細は未決定ながら数か月先に別の地域でのイベントも計画されていました。そのため、LP内にこの数か月のイベントについても詳細が決定し、参加申し込みスタート時のリマインド登録のフォームを別途設けたところ、数は少ないながらも一定のリストを作ることができました。

その後、別の地域でのイベントの詳細が決まり通常の顧客リストと、このリマインド希望者のリストそれぞれにアプローチをかけたところ、リマインド希望者のリストからは通常の顧客リストと比較しリストからの申込率が10倍になるという成果を上げることができました。

当たり前と言えば当たり前に感じられるかもしれませんが、このように適切なタイミングでホットリードのリストをつくることは、既存の顧客リストに対しセグメントをどうしようと悩むより、はじめからセグメント化されたリストがつくれるため簡単に始めやすく成果もついてきやすいリストを作ることができます。

リマインド登録活用の5つのポイント

こういったリマインド登録を活用する際のポイントをご紹介します。

  1. 欲張りすぎない、できるだけカンタンに
    ホットリードだからとついついお客様に情報を求めたくなってしまいますが、この時点ではお客様はまだ先の事と考えており、めんどくさいとなるとすぐに中断してしまうため、できる限り簡潔に登録完了できることが望ましいです。そのためメールアドレスのみのライトコンバージョンとすることがおすすめです。 顧客DBがすでにあれば、メールアドレスのみでもそれをキーとしてフラグを付けるなど、顧客DBを充実させ今後の活動にいかしていくことは可能です。

  2. 程よい具体性のある告知にする
    あまりに漠然としているとスルーされてしまうため、詳細は未決定でも可能な範囲でwaht、when、whereが含まれていることが望ましいです。 「新商品を企画していますので新商品発売時にお知らせします」という告知より、「2023年夏頃に数量限定で新商品を企画中です、発売直前にお知らせします」といった時期や条件が含まれているほうが興味をひかれリマインド登録しやすくなりますよね。

  3. リストへのアプローチは登録した要件のみにする 
    リマインド登録した本題の前に異なる内容のアプローチがあると、どうしてもネガティブな印象をうけてしまいます。本題のリマインドが完了するまではこのリストは寝かせておきましょう。

  4. とはいえ、期間は空けすぎない
    せっかく登録いただいても、期間が空きすぎてしまうと気持ちが冷めてしまうことも想定されます。商品やサービスによって期間はさまざまですが、リマインドをしっかり機能させるために、あまりにも未来にならないように注意しましょう。

  5. 母数が少なくても気にしない
    登録母数が少ないとどうしても気になってしまいますが、そのリストは既存の顧客リストよりも顧客とwinwinかつ成果が出る可能性が高いリストです。まずは絶対数は気にせず、成果の割合を見ていくことをおすすめします。

まとめ

このようなリマインドのマーケティング活用はフォーム作成とメール配信が簡単に行える弊社ツールSynergy!を活用することでも実施可能です。もちろん弊社デジタルマーケティンググループは企画からの支援も行っておりますので気になる点があればぜひご相談ください。
今回ご紹介した事例のようなイベント開催以外にも、商品発売やサービス開始、コンテンツの追加など状況が変化するタイミングではリマインド登録が活用できると、われわれマーケティング大事MANブラザーズは考えていますので、この記事を思い出してご検討いただければ幸いです。







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