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【読書記録】住野よる作品

備忘録的なやつです。

住野よる作品に関しては、「君の膵臓をたべたい」をまだ映画化も漫画化もされてない頃によんで、衝撃を受けたのを覚えてます。

以来、ずっと小説が出ると読んでいて、個人的に一番好きなのは「麦元三歩の好きなもの」で、世界観でいうと好きなのは「また同じ夢を見ていた」です。


出版の時系列順に並べて。

1、『君の膵臓をたべたい』【読了】 (双葉社、2015年6月17日) 

書店で手に取った理由は、タイトルが面白いというか、このタイトルからどんな小説が出来上がるんだろう…という想像ができなかったからでした。

実際に読んでみると、予想できない衝撃の最後で、住野よるにハマったのももちろんこの作品からでした。


2、『また、同じ夢を見ていた』【読了】 (双葉社、2016年2月17日) 

個人的に一番好きな作品です。
理由は優しい世界観で終わるというか、この主人公の見ている最後の風景が、なんとなく自分も体験したいと思える風景だからです。


3、『よるのばけもの』 【読了】(双葉社、2016年12月7日) 

これまでの2作は、タイトルが衝撃のラストに紐づくという感じですが、これは全体の軸がタイトルと関連する。みたいな感じの作品でした。

表紙の影みたいなバケモノの印象が強いです。


4、『か「」く「」し「」ご「」と「』 【読了】(新潮社、2017年3月22日)

住野作品でどんな内容かはっきり覚えているという点では、この作品がダントツな気がします。

日常的な風景であり、青春物語で入り込みやすい世界でありながらも、主人公5人それぞれがもつ特殊性が頭から離れなくなる作品でした。

これを通じて、誰もが誰にも言えないかくしごとを持っている。という人の本質であり、神秘であり、諍いの怒る原因(相手が自分には言えない秘密を持っているのではないかという不信感など)が綺麗に映し出されているなぁという印象を受けました。


5、『青くて痛くて脆い』 【読了】(KADOKAWA、2018年3月2日)

青春物語感のあるタイトルなんですが、実際そうでした。ただ、もっと具体的というか、サークルを作り、サークルが変わっていき…みたいなところに対してそれぞれの思惑がリアルに見えて、傷つくことを恐れることの本当の怖さがわかる作品でした。


6、『麦本三歩の好きなもの』【読了】(2019年3月5日 幻冬舎)

別でnote書いちゃうくらい、これまでとは一線を隠している作品でした。

これまでは高校生〜大学生の時代がメインで、青春と何か別要素という感じだったんですが、これは社会人と、仕事が軸の小説にも関わらず、ほんわかしていて、すごい良かったです。元気の出る作品です。


まとめ

まとめというほどでもありませんが、作者で本を買うことをほとんどせず、タイトルと表紙買いの僕としては、住野よる作品はちょっと特殊な気がしています。

いつも新しい衝撃を持ってきてくれる住野よるさんの作品、新しいのが出るのが待ち遠しいです。

サポートしていただいたお金は旅の資金にさせていただければと思います。新しい刺激をもらいにいろんなところを旅したいです。