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黄金の国を生きるマルコポーロ

びっくりした。
2022年が終わって2023年が始まって1週間以上経ってた。

今日は仕事初め。
デスクワークで船を漕ぎすぎて太平洋まで見えてたな。
一体どこへ行きたいんだろうか。


どこへ行きたいかが分からなくても
どこへ行くかが分からなくても
船は進む。

進んでいたら島が現れて誰かが旗を振っていたりする。
その島に行きたい訳ではなかったけれど、
手を差し伸べると仲間が増えて今度はワインを乾杯できるようになった。
ご機嫌に鼻歌を歌っていたら、その人は「歌が好きなの?もっと歌ってよ!」と言う。
私は嬉しくって歌った。

すると、その声が届いて今度は向こうの島から拍手が聞こえてきた。
なんと嬉しいことでしょう。
明日小さなコンサートを開いてくれるそうな。

私は突然不安になる。
期待に応えられるのだろうか。
私の歌を聞きたくない人だって居るかもしれないじゃない。
何を歌ったらいいのかな。何が歌えたんだっけ。

「歌いたい歌を歌えばいいんだよ」
分からない。何が歌いたいんだっけ。
考えれば考えるほど分からない。

隣には、おもてなしのワインとご馳走で満足気にしている連れ合いが居た。
「君を見ていると安心するよ」
「やりたいようにやっていると人は安心するんだよ」
「君は人生をよく分かっているんだね」
それから私はひたすらに練習をした。

小さなコンサートは幕を開け、私は心を込めて歌った。
みんなの顔を見て、私は思い出す。
想いが共鳴する瞬間を。
私がここに居るということを。

表現するということは、繋がるということ。

そして船は進む。どんどん進む。
小さな幸せを宝箱いっぱいに集めて。


私信じてるの
それが本物なら必ず誰かに発見されるって
マルコポーロが黄金の国見つけたみたいに

今、黄金の国を生きる私へ。
あなたの命を輝かせ続けてください。
そして、その光が反射する先にある本物を辿り続けてください。


今日も素敵な夢をいっぱいありがとう。
いいえ、どういたしまして。



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