日本全都道府県に行ってきた(旭川と層雲峡)
さて、翌日に「日本最北端の温泉」に行った話は前に書いたので読んでみて下さい。今思い出してもアホなことしたなあ…楽しかったけど。
無事温泉帰りのバスにも乗れ、13時発の特急「サロベツ」で今日は旭川まで。
同じルートをたどって旭川まで戻り、その晩は地ビールを堪能。
次の日は、数日前に見たテレビのニュースで取り上げられていた、大雪山系の層雲峡に紅葉を見に行くことにした。
オーストラリア、紅葉ないんですよ。
オーストラリア原産の樹木は常緑樹ばかりなので、山がばーっと色づく、というのは無いのです。
旭川からはそれほど遠くなく、日帰りで行けるということが分かったので、なら行ってみよう!
特急「オホーツク」で、すぐ一駅先の上川まで行き(といっても40分かかるんだけどさ)、そこからバスで層雲峡へ。
バスはどんどん山を分け入り、道の両側に山が迫ってくる。
バスの終点についたら、これですよ~。
ここから有名な滝がある場所まで歩いていこうと思い、結構な距離ではあっていたけどてくてく道を進む。
こんなところを徒歩で移動してるのは僕しかおらず、ときおり通り過ぎる車のほかは、この絶景を独り占め。
いやあ、すげーよなー、という言葉しか出てこないけど、そんな言葉をつぶやきながらてくてく。
そして、行き着いた滝はさすがに素晴らしかった。あんな高いところから轟々と水が落ちてくるなんて、今更ながら自然の力は素晴らしい。
また道を戻り、今度はロープウェイに乗って山の上の方まで行く。
正直、もうこれだけ絶景を楽しんだので、わざわざロープウェイに乗らなくてもいいかな?と思ったが、これは大間違い。
カーペットのように色とりどりに塗り分けられた山々を俯瞰できたのは、もうそれはそれはため息をつくしかない眺めだった。
いや、本当に素晴らしいものを見ることができた…。
ふもとに降りて何か食べようかと思ったが、残念ながらあまりお店が開いてなくて、一軒開いていたおいしそうなお店は行列になっていたので、後ろ髪を引かれる思いで帰りのバスに乗る。
今一つバスと列車の接続が良くないので、上川駅でしばらく時間をつぶし、帰りは特急「大雪」で旭川まで帰った。
帰りはレトロな横丁で旭川ラーメン。濃厚なスープが胃袋に沁みた。
そろそろ北海道を脱出せねば…。
(続く)