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日本全都道府県に行ってきた(只見線経由新潟ゆき)

これまでの流れはこのマガジンからどうぞ。

昨晩は東山温泉という鄙びた温泉宿に泊まったのだが、さすがにとても静かで、とても良く眠れた。

美味しい朝ごはんを平らげ、宿を後にする…が、お宿の会計は現金のみ、ということでとても焦った…。財布にあったお金がギリギリセーフだったが、少し肝を冷やした。
基本的にどこでもキャッシュレスなオーストラリアから日本に来てると、ときおりこういうヒヤッとした目にあう。

さて、今回のメインイベントは只見線完全乗車である。

乗り鉄ならば一回は乗ってみたい路線ではないだろうか。とんでもない難所を通り、ついこの間まで水害で運転休止をしていたいわくつきの路線である。

…とはいえ、というかそういう路線なので、本数がとても少ない。乗るべき列車はお昼すぎなので、午前中は時間がある。

会津若松といえば鶴ヶ城だよなあ、ということでバスで向かう。

石垣、いい感じ。

やはり会津若松は、戊辰戦争や白虎隊という歴史的事件があるので、修学旅行生も多かった。

お城自体は再建されたものなので、まあ中にはいらなくてもいいかな、と思ったが、お城の周りの広い庭を歩くのは気持ちが良いよね。

あれが白虎隊が立てこもっていた飯盛山かな…。

やはり戊辰戦争のアレコレというのは歴史好きにはとても興味のあるテーマなので、隣接していた博物館などにも行きたかったけど、只見線の列車を乗り過ごす訳にはいかん。

なんといっても、全線通して走る列車は一日三本だから。

会津若松駅に戻り、その貴重な列車を待つ。

まだかな~。

来た!

で、只見線完乗記だが、もう既に書いてあるのでこれを読んで下さい。四時間以上の旅を改めて書くのは…酷なので。

…というわけで新幹線で新潟に到着したのはもう夜。兄に教えてもらった美味しい居酒屋がホテルの近くにあったので迷わず行った(かなりオサレなお店だったので少しビビったが)。

新潟といえば、日本酒だよね…。

もちろん、肴も美味い。

お酒も美味しかったんだけど、ここのお店で一番印象に残ったのは、お酒でも食べ物でもなく(もちろん美味しかったけど!)、水だった。

和らぎ水、ということで出された水が、どこぞの(忘れた)酒蔵でお酒を作るのに使っている水ということだったのだが、

これがですね!お酒以上の美味しさだったんですよ!

これが本当に水なの?というくらいとろりとしたテクスチャで、ああ、日本の水は本当に軟水なんだな、だからあのような日本酒、和食が出来るのだろうな…と思った。

やはり日本は水の国だ。

なんてことを酔った頭で考えた新潟の一夜だった。

(つづく)

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