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語源から広がる英単語の世界〜gn

 今回は,"gno,gni" =「知る」から英単語を広げます。"cognition" は「認知」という意味です。頭の中で認知するというのはつまり,「co(=完全に),gni(=知る)」ということです。

 "recognize" は,「re(=再び),co(=完全に),gni(=知る)」なので,「再認知」というのが語義です。つまり,今まで見たり聞いたりしていただけのものだったものを,実際に目の当たりにして「あっ,これが○○だ!」と頭の中で結びつく場合に使うのが "recognize" ということです。"recognize" は使い方を間違えやすい基本単語の一つですが,これを頭に入れておけばきっと正しく使えるでしょう。

 "know" も同じです。"g" を無声化したのが "k” なので,"kno" と "gno" が関係があるのは明らかです。
 "knowledge" は「知識」,"acknowledge" は「〜に対して(ac(=ad))知っている(=kno)」から「〜だと認める」となります。

 話を "gno,gni" に戻します。「グノシー」というニュースアプリです。ここにも「グノ」が含まれています。いろいろなニュースを「知ら」せてくれるアプリです。

 また「グノーシス主義」も同語源です。「グノーシス主義」の説明を wikipedia から引用すると,「1世紀に生まれ,3世紀から4世紀にかけて地中海世界で勢力を持った宗教・思想である。普通名詞としてのグノーシスは、古代ギリシア語で『認識・知識』を意味する。グノーシス主義は、自己の本質と真の神についての認識に到達することを求める思想傾向にあたる。」と書かれています。やはり「知る」ということです。

 次の例を見てみましょう。"ignore" は「〜を無視する」,"ignorant" は「無知である」です。「 "in"(=否定)+ "gno"(=知る)」と分解でき,「そんなの知らない!」から "ingore" は「〜を無視する」となり,「知らない状態」から "ignorant" は「無知だ」となります。

 "diagnosis" は「〜を診断する」です。「 "dia(=〜を通して)+ "gno" (=知る)」と分解できます。「患者を診ることを通じて,今の状態を知る」ということです。
 "dia" が「〜を通して(through)」というのは,いろいろな単語から知ることができます。"diameter" は「直径」で「円の端から端まで貫通」しています。"dialogue" は「対話」で,「ことば(=logue)を通して,相手と話し」ます。この "logue" は,"language" と同じですね。

<まとめ>
 "gno,gni" 「知っている」
【例】
 cognition
 recognize
 know
 knowledge
 acknowledge
 ignore
 ignorant
 diagnosis

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