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私大入試の始まり

 2月に入り,首都圏では本格的に私大入試が始まりました。昨日(2/3)より上智大学の入試が始まり,これからGMARCHが徐々に始まります。そして,2/11から早慶の入試が始まるというように進んでいきます。2月(特に私大入試時)の心構えや注意点を述べます。ただし,共通テストのときとかぶる内容は省略します。

(1) 会場の確認を

 多くの大学は,複数のキャンパスがあります。どのキャンパスなのかきちんと確認しましょう。また,仮にキャンパスを間違えても焦らずに行動しましょう。何があっても大丈夫なように,時間とお金に余裕をもっておくことが大切です。

(2) 解答速報・SNSの情報に注意

 試験終了後,門の外で「解答速報」を配っている場合があります。これはもらわないようにしましょう。答えが間違っていることも多い(時にかなりの割合で)です。自分の答えが合っているのに,落ち込んでしまうのはもったいないです。
 また,帰り際に他の人が試験について話しているのも聞かないようにしましょう。これも同様で,自分が合っているのにもかかわらず,他の人が答えが一致しているというだけで,間違っていると思い込み,落ち込むのはもったいないです。

 そして,SNSで受験生がさまざまなことを発信していることもあります。「傾向が変わった」などというのを見ると,自分が受ける学部も変わるのでではないかなどと不安にかられます。受験中は少し変わっただけでも,大きな変化と思い込みがちです。冷静に考えれば大したことはないことが多いので,余計な情報に惑わされないようにしましょう。惑わされやすい人は,見ないようにしたほうがいいです。

(3) 弱点補強の材料に

 自己採点はする必要はありません。やり直しの必要もありません。解答・解説がないのにやり直しをするのは,非常に労力がかかり,無駄が多くなります。

 ただし,簡単なやり直しはしたほうがいいです。英語でいえば,気になった単語を調べて覚え直したり,抜けていた文法事項を補強したりしておくといいでしょう。自由英作文のテーマについては,書く内容をもう一度考え直しておくことも有用です。
 地歴でいえば,抜けていると感じた分野を自分の持っている問題集でもう一度やり直しておくと,同じ分野の問題が別の大学で出題されたときに対応ができます。
 今年の旬のテーマはどの科目にもあるので,確実にどこかで似たものに出会います。そのための補強にうまく使いましょう。

私大の入試を繰り返しながら,さらに一歩,最後の成長をしていきます。だからこそ,MARCHは1つも受からなかったけど,なんとか早慶は1つ合格できたなどという嘘のような話も聞くのです。最後まで諦めずに,走り抜けましょう。

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