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大学入試と読書の世界

 大学入試に出題される英語長文を読むってどういうイメージがありますか?

 受験期を思い出すと「難しすぎる」とか「苦痛」とかマイナスのイメージの思い出を抱く人も多いのではないでしょうか。しかし,いくつもの大学の英語長文を何年分も解いていくとあることに気づきます。大学入試に出題される文章は,実は「今,世界でよく読まれる本」や「アカデミズムの世界における最先端の研究内容」から出題されることが非常に多いのです。

 東京駅の丸善にいくと,和書・洋書問わず,「今世界で読まれている本」というコーナーがいたるところにあり,本の紹介がされています。その本から(そこに並べられている本と同テーマから)出題されることは頻繁にあります。

つまりどういうことでしょうか。

大学入試問題は読書の世界へとつながる


ということです。入試問題を通して,私たちは世界中でよく読まれる面白いテーマの英文を読み,多くのことを知ることができるため,『全国大学入試問題正解』は国語も英語も良い読書案内になります。

 巻末にはテーマ一覧と内容の要約がされています。ここから読書の世界が切り開かれていくこともしばしばあるので,読む本に困ったらこれを見てみると面白い本が見つかったりします。ちゃんと読書の世界と入試の世界はつながるのだと思います

 そこで,今入試でよく出るテーマをまとめていこうかと考えています。理由は次の2つです。

(1) 世界で読まれている本や研究されている内容がタイムリーにわかる
(2) 大学入試に役に立つ

 大学入試の英語業文で出題される背景知識をまとめることは,多くの人の役に立つと思います。大学入試の英語長文は,私たちの世界を広げ,興味の世界を広げ,アカデミズムの世界へ導いてくれる面白いものだというきっかけになればと思います。

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