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待つ姿勢から肉食女子へ。そして結婚。

婚活時代が長かった私は、続けていくうちにかなり肉食女子に変化をとげた。

私の理想の男性は「心身共に健康な人」。
それだけで良いのに意外と出会えなかった。

人を好きになることも難しいのに、好きになった人に好きになってもらえた上に、一生一緒に居ようと言われるなんて「奇跡」としか考えられなかった。

婚活初期の頃は、男性の顔色ばかり伺っていた。
常に笑顔をみせ、清楚にふるまい、「待つ」姿勢だった。

メール1つに一喜一憂し、返信文を悩み、絵文字の可愛さにこだわり、最後にもう一回読み直し「えいっ!」と願いと共に送信ボタンを押す。
そして返信があるのをワンちゃんのように従順に待つ。
メール音が鳴ってもすぐには開けない。待ってるのがばれるから。

そんな今考えると、THEうっとうしい女子。
もちろん実ることはない。

そんな私は、歳をとるごとに強く変化をとげていった。

遠回りをする時間はない。
結婚する気がない人と遊んでる暇なんてない。

私は出会う男性ごとに「結婚したい意思」を最初に伝えていた。

当然、ひいてしまって消えていく男性も多かった。
でも、そんな人と何度も会う必要もない。

そして、今の旦那と出会った時もそうだった。

旦那は長年付き合った彼女と別れたばかりだったし、しばらくは付き合う気もないようだった。でも、好意を持ってしまった私は積極的にこう言った。

「出産を前提に、結婚してください」

そういって彼の携帯に私の番号を入れ、こう登録してもらった。

「嫁のたぬき」※もちろん本名は違うけど

物好きの旦那はこんな私に逆に興味を持ってくれた。
でも興味はあるけど、付き合うまでに色々と整理したいと言われた。

「待てません!」と言いたかったけど、そこは我慢した。

そして1週間後に付き合うことになった。
不思議と大きく喜ぶこともなく、次のステップにどう進むか考えた。

そして彼からある日こう言われた。
結婚の前に一緒に住もう。そしてお金をためてから結婚しようと。

何度も言うように、私には時間がない。
一緒に住んで、汚い寝顔に愛想つかされて捨てられる時間なんてない。

そこで私は強気にこう言った。

「それなら他をあたります」

驚くほどの焦らせ方に、旦那は観念し、たった2ヶ月で結婚することになった。

普通の人にはもしかしたら当てはまらないかもしれない。
だって相手のことを知らなすぎるから。

でもうちの旦那が人と違ったのは、めちゃくちゃ「話好き」だということ。
おかげで、私が一番聞きづらいけど、一番知りたいことを最初から教えてくれた。
健康であること、借金がないこと、趣味にお金を使いすぎてないこと、宗教や家庭環境のこと・・だから安心して飛び込みたいと思った。

女性から積極的にいくことは恥ずかしいし、ツライ思いもたくさんしたけど、私は頑張った自分の勝利だと思う。

ちなみに旦那の私の携帯登録名は、今も、「嫁のたぬき」♡






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