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しかし女性には内緒だ

流し台前に立ち尽くす

家事のひとつでもやってみようと、
重い腰を上げたのはシニア時代を意識しはじめたころ。

まずは料理から。

妻の奥さんに中年離婚を突き付けられても、
その後の人生なんとか一人で生きていかれるためにも。

そうした悲壮感漂う思いで、
家庭料理にチャレンジしてみたのだった。

ところで、

思いのほか壁にぶち当たったのは後片付け。
流し台にあふれる異様な風景にしばし立ち尽くす。

主婦の皆様のご苦労を、
この時はじめて実感。

分類

「小さな仕事に分けてしまえば・・・」。
このヘンリー・フォードの名言を思い出した。

溢れる調理器具やお皿、
どんぶりにコップに箸スプーン。

これらを種類ごとに分けてみる。

すると、山ほどにあふれていた流し台は、
種類ごと整列されるとさほどでないことに気づく。

これなら・・・、
「洗ってやる」とそでをまくりだす。

さっさと

慣れてくると工夫もしだす。

とりあえず流し台に放りだすあたりから、
大まかに分類しておくようになる。

後で、種類ごとに分けまとめるのが楽になる。

洗い方の順番も変わってくる。

効率が上がると、
さっさと片付けちゃえなんて思うようにもなる。

今回のちょっとまとめ

仕事においても同じ。

少々ボリュームのある仕事や、
面倒で厄介な仕事も細かく分ければやりやすくなる。

さて、

ではなんでも小分けすればいいかというと、
そうはいかない。

それは感情のはなし。

特に、女性のそれは分けてはいけない。
男はだいたいここで取り返しのつかない失敗をする。


奥さんが美容院に行ったとする。
どこの美容院、それいくらなのなんて言ってしまったらおしまいだ。

いちいち分けずに、
「それ、いいね!」だけを言えばいい。

女性には内緒だ。

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