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自分では選ばない本と接点を持つ機会について

牛乳を買い忘れた時は、スキムミルクの出番である。
つまり脱脂粉乳のことで、水で溶かせば低脂肪乳ができる、という触れ込みに惹かれて買った。
コーヒーに混ぜると、見た目はまんまカフェオレである。
飲んでみると、まあ、うん、早めに牛乳買ってこよ、と思う。

最近よく言及しているけど、集中的に積ん読をがつがつ消化している。
12月に入ってから、昨日の13日までに7冊読み切った。2日に1冊読むペースで、私としてはなかなかだ。
1冊、また1冊と読み終えるたび、「今に新しい本をどかどか買うぞ」と意気込んでいる。7冊読んだから7冊買っていいんじゃないかな、などと思ったりする。
年末年始の休みに読むための本が必要じゃないか! ともっともらしく。

ところで、自分では選ばない本と接点を持てる機会について。
読書は偏る。自分だけの目で選ぶとどうしてもそうなる。
だから、他の人の視点で選んだ本と出会うと、思いがけず新鮮だ。
例えば読書会。参加者が持ち回りでお題の本を決めるので、大抵その人の「推し」の本が出てくる。
他人の推し本、つまり自分の守備範囲外の本との出会いは、本当に面白い。
(自分が選書を担当する時はとても緊張するけど。)
読書会のお題ともなれば、感想や考えを発表し合う前提で読み込むので、普段の読み流すだけの読書より一歩踏み込んだ体験ができるのもいい。
あとは、選書サービス。今年は、その先駆けであろう北海道のいわた書店の「一万円選書」の抽選に当たる幸運があった。
一度に10冊もの本が送られてくるのにはとびきりわくわくした。
もちろん事前に色々とヒアリング(記入式)があって、読書の好き嫌いの傾向も聞いてもらえる。
あとは、どんなふうに生きてきましたか、どう生きていきたいですか、といったような質問が印象的だった。
きっとこの一万円選書は、申し込んだ人へのエールを兼ねていると思う。届いたラインナップを見てそう思った。
自分で読みたい本も、もちろん読む。尚且つ、また選書サービスに申し込んでみたいなと思う。思いがけない出会いをしてみたい。

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