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電子で読もうが古本で読もうが

通院はじめ諸々の用事があるため、休みを取った。
書類など必要なものを揃えて、休日用のバッグに用意しておく。
待ち時間がたくさんありそうなので、本も持つ。
読みかけを2冊と、全く未読の真新しい1冊とを同じバッグへ。
3冊あれば1日がかりの用事もやり過ごせるだろ、と思うのにやたら心配。でも電子書籍もあるぜ、と自分を安心させる。

電子書籍でも本を読むといったら、本はやっぱり紙で読む方がいいんじゃない? と暗に言われることがある。
紙の本を推すこの人が私を見る目は、あれだ、私が「本は素晴らしいです。でも300円以上払えないのでブックオフでしか買いません」という人に向ける目と同じだ。
人のお金の使い道に物申したくなる気持ちという意味では、紙の本を推すこの人も定価で本を買う私もどんぐりの背比べである。
はい、こうしてnoteのネタにしたので、私も今日は「人のお金の使い道に物申す下衆女です」という札を首から下げて過ごします。各々事情があるんだから電子も古本も好きにしたらいいだろ、そうだろ?(天の声)

下衆という言葉はうっすら知っていたけど、新鮮な気持ちで出会い直した。清少納言による随筆「枕草子」に出てくるからだ。
本当に「下衆」とか「下衆女」とか書かれてるししょっちゅう出てくる。「げす」と「げすおんな」ですよ。字面も音も強すぎ。
今と昔とでは言葉の意味が違うのかも、などという逃げ道も当然なく、身分が低い人、というストレートな語義。
清少納言は身分が低い人間を嫌っていました。下衆の家に雪降りたる、とか書いてある。身分の低い人間の家に風流な雪が降るのは似つかわしくないという意味で、いやそれは仕方ないやろ、と思う。続けて、月のさし入りたるもくちをし、とも書いてある。美しい月光が差し込むのも残念だ、と。手厳しすぎる。

大河ドラマ「光る君へ」でも、紫式部こと主人公まひろが貧しい少女に字を教えるくだりがありますが、その少女の身なりを見た清少納言ことききょうが「何ですの、あの汚いの」という場面がある。解釈一致だ……、と視聴時はしみじみ感動したものです。

地元のドトールを1〜2年ぶりに訪れたら、ルイボスティーが頼めるようになってる〜!
う、嬉しい。ノンカフェインで、ノンシュガーで、ノンミルクの温かい飲み物が飲めるカフェが、地方でももっと増えて欲しい! ってずっと思ってたから。
午後のカフェインが寝つきに直結する体質なので、仕事帰りにお茶ができるの本当にありがたい。30分ほど一人合宿して帰ってきました。

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