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「発達支援コラム 子どもの伸び代の活かし方は環境による話」

新年度の4月に向けて面談やアセスメントを日々

していて、思うことがあったので

ちょっと書いてみようかなと思います。


新年度、私は担当外なのですが

グループ指導で何名か新規募集します。

ということで

はじめましてのお子さんが数名いました。

私自身、個別指導はもう何年も

はじめましてのお子さんがいませんので、

そんな「はじめまして」のお子さんは久しぶり。

おもしろいなぁ、どんな人かなぁと

少し遊んでいると

「ここをこうしたら伸びるな。」

「能力あるけど、手前でつまづいているな。」

「ここ強みだから次のステップにいけそうだな。」

と脳内でついつい指導プランを立ててしまいます。

悪い癖。

しかも

頭の中は「仮想できたで喜んでるの図」

幸せに生きています。


お子さんの「伸び代だらけの余白だらけ」

お子さんの可能性にとてもわくわくした気持ちになります。


そして、この「はじめまして」のじかん。

「現在の環境」が目の当たりになる時間でもあります。


ひとつは

おうちや様々な先生方のお力が

絶妙にバランスが取れていて

良いチームができている。


次のステップに引き上げるための

「基礎作りがたくさんたくさん作られている」

ことが多い。


私は、

「でき上がっている基礎」に

「タグ」=つまめるところ

みたいなイメージを持っています。

昔、息子が赤ちゃんの時、

玩具で、四方八方にタグが

たくさんついていて、

たしか、かしゃかしゃなるものを

持っていました。

なぜかいつもそれを思い出します。


さて。

能力を引き上げるためのタグが

既にいっぱい存在している目の前のお子さん。

引っ張りたいに決まっている。

そして、苦労なくちょいっと引っ張ると

こどもがぐいんと成長します。

私、このタグを見つけるのが

すごく得意なようで、

いいとこ取りで、申し訳ない。


このようないいケースばかりでなく、

また、逆パターンも然り。

いえ、こちらの方が多いですね。

親御さん、

今までどうしていいかわからず

困っていただろうな。

伸び悩んでいただろうな。

相談できるところがなくて

苦しかったんじゃないかな。

といったケース。

裏返せば

「基礎をいっぱい伸ばせるところだらけ」

つまり、これから基礎作り、

タグ作りを開始となるわけです。

こう書いていると

どちらにしても、

私、仕事楽しくて仕方ないんだな。

と気付かされます。


話は戻って、

児童発達支援センターや良育施設がない、

または少なかったり

遊ばせるところが少なかったり、

環境は大きく左右されます。

この環境は=「人との関わり」と同じ意味。


タグ作りは基礎作りなので、

どんどんできることが増えます。

ついつい親御さんは成長が嬉しくて

「もっともっと」

期待してしまわれることがありますが、

目の前のお子さんに合わせる。

つまり、

「やらせすぎないこと」

も大切です。


長い目で見ると、

「できること」が少々止まって見えたり、

ペースダウンする通過点が何度も

やってきます。

人間なので。


ただ、グングン目に見えて伸びていたのに

急に止まったように見えると

ジレンマが起こってきます。

焦るお気持ちもわかりますが、

焦って上手く行ったケースを見たことがない。

お子さん無口になっていくとか、

気力足りていないとか。

これ以上成長しないわけではなくて

そう見えているだけ。な場合が多い。

この時期は

のんびり「期を待つ」です。

もちろんできることは増やしながら。


目に見えてどんどんできるようになる

チャンス期、フィーバータイムもあれば

コツコツ期もあります。

表面下での成長時期です。

ジャンプするのに、しゃがんでる段階。

短期的な目で見る個々の問題だけではなくて

長期的な目で見たしゃがみ期も

大いにあるなぁと思います。

それはまた別の機会に。


コツコツ時期になったり、

チャンス期でも今の成長段階の身の丈以上を

求めてしまうと

お子さんの負荷が大きくなりすぎて精神的に

追い詰めてしまう。

求めすぎは、「あなたできてないよ」の裏返し。

努力できる人に育てることが大切で

頑張らせるのはだめ。

お母さん大好きなので、お母さんの気持ちに

応えなければと思うとできない

お子さん自身が苦しくなります。

ちょっとがっかりされたな…がわかるんです。

こどもって敏感に。

自分を責めるお子さんがたくさんいます。

極端にです。そうなると厄介。

うち向かう子、外に向かう子、出方は様々ですが、

二次障がいの予防もちゃんと

視野に入れなければならないと思います。


シングルフォーカス強め

ハイコントラスト(0か100か思考)強め

のお子さんは特に心が砕けてしまわないように。


「うちの子もっとできます」

「もっとやらせてください」


実は良いようで

ご法度。

じゃんじゃんやろう!!は

ちょっとキケンなんですね。

どこでも、誰とでもできて

「できた」というと私は思います。

じゃんじゃんより定着。


ただ、誰しも起こり得る気持ちであることは

わかります。

お子さんができると親御さんも嬉しいですから。

私も嬉しい。

でも、ちょっとだけセーブ!

を心の片隅に私自身も必ず留めています。

超えた達成もあるし、

引き際が肝心ということもある。

非常にムズカシイもんです。


お子さん本来の能力と

発揮できている力の差が

近いか、離れているかが

環境=人に大きく関わっていることが

わかります。


この本来の自分の能力と現在の状況が

離れているほどに本人は苦しい。

「ぼくはだめなんだ」

「わたしはできないんだ」

と感じてほしくないなぁと

いつも子どもたちを見ていて感じます。


環境の必要性の中から

最後にもうひとつ。

「様々な人の価値観の中で育つ」

「お子さんの強み、ストレングスの発見の目が増える」

「思いもよらなかった能力を引き出してもらう」

など、関わる人が増えることで

増える良いこともたくさんあります。

パイプ作りです。

自立は、人とのつながりを作っていくことです。


時には、「価値観が違う」というときは、

面白がるのも「あり」かもしれません。

私はそうじゃない。

じゃぁ、どうだったらいいだろうか。

自問して

で完結していいんだと思います。

ただそれだけ。

お子さんを通して

大人が引き出しを増やしてもらっている。

私もその一人です。


こういったパイプをたくさん作っておくことは

「お子さんの味方を増やすということ」

「一緒に子育てしてくれる味方を増やす」

ということです。

無理をして誰でも味方にしていくのではなく

自然に味方になってくれたなぁという人を

大切にしていると

勝手に輪が広がっていく。


ついつい周囲と比べてしまって

できないと悲しい気持ちになることも

時には「なぜ」と苛立ってしまうことも

あるかもしれませんが、


「あれができた!」

「これもできた!」

「うちの子天才!」


にフォーカスしていただいて、


どうしたらいいのだろうと困った時は

一緒に考えてくれる味方、チーム、

専門家、地域の先生、

同じ育児をする先輩ママ、ママ友、

相談できる場所が必ず

心を救ってくれます。


社会はとても厳しい。

ですがその社会が育ててくれることも

たくさんあります。

そんなとき、

一番の味方は親御さん、

ご家族です。


お子さんの一番の理解者が

一番近くにいる人がいつも自分の味方だと

お子さんはラッキーな星のもとに生まれた人になります⭐️




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