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とにかくやさしいイギリス!

みなさんは、イギリスと聞くと何をイメージしますか?
ビッグ・ベン、タワー・ブリッジ、ビートルズ、フィッシュアンドチップス、アフタヌーンティー…いろいろ思い浮かぶかと思いますが、私のなかのイギリスは、

  • 食事がおいしくない

  • 年中曇っている(「霧の都」のイメージ)

  • 紳士淑女が多く、性格が堅い

など、ネガティブなイメージが先行していました。そんな私が縁あってイギリスのリーズとロンドンに計1週間滞在。

結論から言うと、イギリスはめっちゃ良い国でした!今回は、個人的に感じたイギリスの良さを紹介します。

1.パブやカフェの店員さんが優しい

1つのパブでいろんなビールが楽しめます

英語に対して苦手意識があったため、本場のイギリスで発音や文法が間違っていたら嘲笑されそうと勝手におどおどしていた私。しかし、最初に入ったパブで一変します。たどたどしい英語で話していても、店員さんは終始笑顔で対応してくれるし、おすすめのビールまで紹介してくれます。
「このビールが一番安くてみんな飲んでるよ!」や「この地域限定ビールを飲んでみて!」など、とてもフレンドリーでした。リーズでは、どのビールにしようか悩んでいたら「ためしてみる?」とテイスティングまでさせてもらえることに。

店員さんおすすめの地ビール。ビールごとにグラスが変わるのもGood!

朝のカフェでは、店員さんが元気よく「グッドモーニング!」と挨拶をしている様子が見受けられ、どのお客さんに対しても楽しく会話している様子が印象的でした。

ちなみにイギリスで挨拶をするときは、「Hello!」や「Hi!」以外に、「Hiya!(ハイヤ)」や「Cheers!(チアーズ)」(※1)を使うと、ローカル感が出て店員さんとの距離が一気に縮まります。

(※1)「Hiya!」は「How are you?」の略で、飲食店だけではなく通常の会話でもよく使われています。「Cheers!」は「乾杯」の意味で、主にパブで交わす挨拶や友人同士で使う挨拶だそうです。

2.交通機関が易しい

「UNDERGROUND」がロンドンの地下鉄のマーク

ロンドンの地下鉄やバスは、クレジットカードのタッチ決済が可能です。日本でつくったクレジットカード(私はVISAエポスカード)も問題なく利用できました。

また、1日あたりの上限額が決まっているため(地下鉄「ゾーン1~2」の上限額は£8.5、バスの上限額は£5.25)、観光で移動が多くなっても、料金を気にせずに乗車できます。

駅によってホームのデザインが異なります♪

ロンドンから長距離バスを利用してイギリスの各都市に行く場合は、ヴィクトリア・コーチ・ステーションのバスターミナルが便利です。複数のバス会社が発着しているので、たいていの都市には行けるかと思います。

鉄道のヴィクトリア駅からは少し離れているので要注意!

ターミナル内にはチケットオフィスもありましたが、私は事前にネットでチケットを購入しました。おすすめのバス会社はmegabusです。不定期で片道£2セールをしているので、チェックしてみてください。(私も片道分を£2でゲット!)

3.美術館や博物館が優しい

大英博物館はかなり広くて、けっこう体力がいります…w

イギリス観光で欠かせないのが美術鑑賞です。ナショナルギャラリーや大英博物館など、ロンドンだけでも世界的にも有名な美術館や博物館が多くありますが、実はすべて入場無料なんです。

「アートはみんなのものであり、誰もが平等に楽しむべき」という考えから、国立の美術館・博物館を無料にしているイギリス。ゴッホやモネの絵画をはじめ、エジプトのミイラやロゼッタストーンなど、歴史的・文化的に価値のある芸術品をいつでも自由に鑑賞することができます。

ゴッホの『ひまわり』(ナショナルギャラリーにて)
モネの『アルジャントゥイユの雪』(ナショナルギャラリーにて)

リーズの美術館を訪れたときは、課外活動で来ている小学生らしき子どもたちも見受けられました。幼いころから芸術に触れられる環境があるのは良いですね。

日本の美術館とは異なり、同伴者と会話をしながら鑑賞したり、好きな作品を写真撮影したりと、それぞれのスタイルで自由に芸術を楽しむ様子も印象的でした。

唯一やさしくないのは・・・

イギリスで唯一やさしくないのは・・・そう、物価です!笑

今は、世界的な物価高騰に加えて円安傾向にあり、私が訪れたときは£1=約193円(2024年4月)。イギリス人にとって£1が100円くらいの感覚なので、単純に物価は日本の2倍です。

リーズ大学の安そうなセットメニューでも£6!(約1,200円)

パブのメニューを見ると、1パイントのビールが£6~9、フィッシュアンドチップスが£15~18くらい。昼夜問わずパブで食事をすると、1ドリンク&1フードで約4,000円はします。。。
おかげでアルコールを何杯も飲むことはなく、イギリスで泥酔する心配はありません(笑)

とはいえ、今回の旅行で食べた料理は、なんでもおいしかったですし、フレンドリーな人も多かったので、イギリスに対するイメージは完全に変わりました。

本場のフィッシュアンドチップスはボリューム満点で、おいしかったです
ビーフパイも熱々で美味!

航空券や宿泊費(注2)をうまく抑えれば、物価が高くてもじゅうぶん楽しめると思うので、思い立ったが吉日!ぜひ、やさしいイギリスに行ってみてください。

(注2)航空券は旅行の半年前に取って、シンガポール航空で片道約6.5万円でした(帰りはフランスから厦門航空で約6万円)。いつも、スカイスキャナーGoogleフライトで調べて購入しています。ロンドンの宿泊先はPremier Innがオススメです。他のホテルに比べて宿泊料金が安いですし、部屋もキレイでしたよ。


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