見出し画像

3つの音でギターアドリブが可能となるアプローチ。

たった3音で果たしてアドリブが可能なのか。正確には、3音を核または塊と考えて自分の出したい音を探るというプロセスを分かりやすく教えてくれる。

こんなアプローチがあるんだ。何度読み返しても大きな発見がある。バークリー准教授である藤田氏の「講義」はシンプルで、ぐうたらな僕の嗜好にぴったり。

ギターはピアノと違って、自分が今何の音を出しているのか認識しにくい楽器。だから一定レベルまで到達した時点で成長が止まる。ギターに中級者が多い所以かもしれない。Fコードを押さえることができても、押さえた音が果たして何の音なのか、何の意味があるのか。

でも、それがわからなくても楽しめてしまうところが、ギターの素晴らしい部分であり、その先が見えにくい部分なのだ。でも、この本を読むと、それが少し見えてくる。

極論を言うと、すべての音に意味がある。この本の言う通り、確かに「3音」でアドリブが十分可能なのだ。何か哲学的でもある(笑)

煮詰まったら、出口さんの「大局観」にシフト。縦軸を歴史、横軸を地理として、自分の行動原理を決定する。日本生命を辞めてライフネットという生保ベンチャーを立ち上げた動機とプロセスに深く感動する。彼の哲学が780円で読める。

しかし日本は本が安い。この幸せに最も気づいていないのは、僕達日本人かもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?