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日本人よ、Linkedinをやってみようよ。

Linkedinにハマっている。FBとは異なり、ビジネスに完全特化したSNSなのだけど、とても面白い。登録は実名で、会社名、自分のビジネスキャリア、スキルを記載し、世界のあらゆるジャンルの人達と交流を深めていく。もちろん、リクルート的色彩も強く、海外の学生達はLinkedinに登録して、企業とのマッチングを求める作法が、世界基準となっている。

僕が絡む土木や建築、環境と言った分野において個々のコミュニティが存在し、そこに登録すると、世界中の専門家の知見や新しい技術、潮流なんかを知ることができる。もちろん、テキストを通じて、一緒に建設的な議論ができる。

例えば、世界中の土木技術者が集結したCivilEngineering&constructionというコミュニティがあるのだが、参加人数は約33万人である。ここに、僕の初投稿として、獺祭を醸す旭酒造が投資した橋梁とローカリズムの話を載せたところ、新参者であるにも関わらず、インプレッションが1日で1500を超えた。その投稿に、マサチューセッツの都市計画家からビビッドな反応をもらい、面白いトークが展開できた。世界はレスポンスがとにかく早い。

仕事以外にも、ビールやワイン、SAKEといった教養文化コミュニティもあり、そこで南アフリカのワイナリー経営者と友達となり、ワインと日本酒の違いや魅力などを楽しく話した。アメリカのマイクロブルワリー醸造家からも、興味深い示唆をいただいた。

今後、自分のキャリア・経験・特技を生かし、ビジネスチャンスや、世界規模で友人を増やしたい気持ちがある人間は、是非やった方がいい。僕自身転職する気はないが、世界中にいる、その筋の専門家やギークと直接面白い話ができる。何故今までやらなかったのか!とかなり後悔している。

ツールは英語だ。残念ながら、Linkedinに参加している日本人の多くは、日本人同士のコミュニティの域を出ていない。国内で求職活動やビジネス交流を図る方は、それで十分かもしれないが、このSNSの規模感を考えると、それだけで完結させるのは、実に勿体ない。

英語なんぞ、翻訳ソフトで英語変換し、そのままテキストすればいいだけだ。ぎこちない英文となったとしても、知性と常識のある英語話者なら、十分理解してくれる。特に技術者や研究者、趣味を極めようとする人達は、その守備範囲を国内にとどめておくことは、宝の持ち腐れだ。とにかくやってみることだ。自分を取り巻く世界が劇的に広がる。

僕のFB友にも、沢山のギークがいる。ビール、ウイスキー、ラーメンが好きなフーディー達、地方に根ざした踊りを広めようとするローカリズムな人間、バイクが三度の飯より好きな奴、骨董品が好きな奴、皆謙遜するかもしれないが、誰もがそれを極めようとするギークなのだ。その知識と経験を、是非世界の人々に紹介してみてほしい。

何しろ、日本は良くも悪くもガラパゴスなのだ、ひょっとすると面白い反応が返ってくる可能性があるよ。実はうちの会社でもLinkedinをやっている人がいるのだけどね、推して知るべしである。まあ、うちの組織を体現している部分は、少なからずあるw

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