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【感想51】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3
『アントマン&ワスプ: クワントゥマニア』ではカーンの掘り下げも兼ねていたこともあって1本の映画として傑作とは言い難かったけれど、GotG最終作として綺麗にまとまっているし過去作の積み重ねを実感させられるシーンがあったりと久々に順当に楽しんで見てた。
今回はアダム・ウォーロックに瀕死に追い込まれたロケットの出生を辿りながら救出を試みるのが大筋なので、全編通してロケット中心になっている。
ピーターもだいぶ厳しい出生ではあったけれど、残酷度で言えばチームで1,2を争うレベルで悲惨。ただ過去を引きずったもたもたとかはなく、昔出来なかった事を果たす一心で動いているのもあって終始ロケットに感情移入しながら見ていられる。
『アベンジャーズ エンドゲーム』や過去2作を通して変化したネビュラもロケットの次くらいには見ていて感動できると思う。ガモーラへのコンプレックスと恨みしかなかったネビュラが、今では『アベンジャーズ インフィニティー・ウォー』で死亡したガモーラの代わりどころかそれ以上に良い面倒見役としてチームに馴染んでいる。
ナノテクノロジー搭載の左腕やコメディリリーフとして馴染んでいる姿は『~ ホリデースペシャル』以上に見られる。
敵は前回のエゴや『~ クアントゥ・マニア』のカーンのように明らかに力量差があったりとスケール間の違いを覚えるような相手ではないけれど、今回のハイ・エボリューショナリーはロケットの出生に関与しているのもあって格落ちではあるけれど敵としては十分な牌にはなっている。
敵サイドが強力過ぎないのもあるけれど、今作が事実上GotG最終作にもなるのでガーディアンズ各メンバーの活躍シーンが見れる。
ジェームズ・ガンから最後に贈られるMCU映画はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズの締めとしても満足度の高い一本になっていた。
クリス・プラットがジュラシックシリーズ主役にマリオ役と完全にスター・ロードをやってもらうには大物過ぎるキャリアになっているのはちょっとうれしい。役者や野球選手がキャリアハイを迎えるまでを見ていられるような年齢になってきているんだなと思うし、それぐらい長続きしている好きなものがあるんだなあとも思う。
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