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【感想93】モンスターハンター
もう入社して3年半以上たつけれど、社員全員加入してるサービスでほぼ全映画館で1本1500円あたりで見れるのに気付いた。仕事中にやることガン無視して小掃除してたのがきっかけで気づけたし、適度にサボるといいことはあるもんだね。
他人に勧めやすい ★★☆☆☆
個人的に好きか ★★★☆☆
じっくり見てたらマジで爆笑してた。スクリーンで見たらもっと楽しかったと思う。
MHW準拠っぽいのでプレイしてた時に感動したシームレス移動を連想するデッカイフィールドを使った戦闘だったり、現実世界と絡めた比較やゲーム再現の小ネタはすごく面白要素としていいねと思っていた矢先に、ちょっと頑張ったからいいよな?と言わんばかりにやりたい放題の描写をやってるおかげでまあまあなクソ映画ポイントを貯めこんでる。それもお笑いに昇華できるできないがかなり分かれるラインでの演出なのが質が悪い。
現実世界からモンハン世界へ転送させられたミラ・ジョヴォヴィッチ率いる特殊部隊を中心に進んでいき、元の世界に戻るために奮闘する。ていうのが大筋。前半では転送先にいて邪魔になっているディアブロスを、後半では帰るのに必要になるからリオレウスを討伐するのが目標に設定されている。
ただ、最初の30分がこの特殊部隊がモンスターたちに蹂躙されるだけの時間なのでホラー映画扱いされている。
雑魚扱いされてるランゴスタあたりでも実際に出くわしたらどうなる?とかのたらればを見せたかったのかなあ、と思いつつもこれゾンビを別の存在にすり替えた映画バイオだよな、て考えはすぐよぎってくると思う。本当にそういう演出してるから。
冒頭から出ているディアブロス討伐がかなり重点的に描かれているものの、その後の展開がいろいろとびっくりする出来事が多すぎる。
砂船から落ちたハンターと交流しながらディアブロス対策を進めつつミラが双剣の特訓をしていくんだけれど、その現地ハンターが英語(というか現実の言語)を使えないので意思疎通を言語以外でやっていきながら絆を深めていく過程も最初30分のホラー映画から脱した後からかなり尺を割いて描かれる。そんな作中で惹かれた要素の1つが、実は昔にも現実世界から迷い込んだ人間がいて言語取得してますwていう別のハンターが登場して良さを覆された。加えてそいつはゲームでは一切存在しなかった攻撃を連発するので大横転、ディアブロス討伐前後で映画全体の豹変の仕方が凄まじい。
それでも終盤にあるリオレウスの大暴れするシーンは怪獣映画好きなら誰もが見たいと思ったシーンが出るので、そこは今作後半どころか今作中屈指の最高シーンだと思う。レウス自体の印象がキークエ中盤の通過点に出てくるおかげでそこまで苦戦しなかった奴、という自分でも頭部アップでじっくり見れる細部まで表現されたビジュアルと大ボスに相応しい暴れっぷりを見せる長尺での見せ場はココに到達するためにこの映画を見ても損はないよって勧めても文句は出ないと思いたい。
言うほどクソ映画ってわけじゃなくて、誰かと一緒に見てゲラゲラ笑いながら話ができるタイプの映画。
こういうしゃあない枠みたいな映画って邦画に多いイメージあるけれど、最近そうっぽい作品がないから今年はそういうのも公開されてくれると嬉しいな。
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