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PSWの実習指導者は倫理綱領違反か?【実習先ガチャ】

精神保健福祉士や社会福祉士の実習時期になり、日々の寝不足や心身ともに疲弊する声を聞くようになった。
さらに単位を人質とした実習指導者や教員からのアカハラの声もチラホラ。

■ 毎日の実習簿で攻撃

特に頑張って仕上げた日々の実習簿のリテイクは、深夜までかかる疲弊による肉体面と、自分の否定やどう書けば良いか分からず孤立する精神面の両方からダメージが大きな要因に感じた。

・毎日の実習簿を何度も再提出させられ、心身ともに疲弊する
・疑問や質問すると事前学習不足と威圧的な指摘を受ける(そして実習簿の再提出を求められる)
・「自己覚知」と言う名の人格否定
実習中の拘束時間が想定より長い。その上で実習簿は時間厳守
放置され気味で業務中のPSWの姿は見れず、目標設定に苦労する
・相談しても実習機関の力に負ける教員
・「一番辛いのは利用者さん達だよ」と、弱音を許さず追い込む
・利用者と事業所の作業は触れ合いは有意義なものの、何日も続いてバイトの延長のように感じる(ワーカーが現場にいないため、PSWの役割理解が難しい)

前提として勉強に苦労や大変さは付き物だが、それにしてもこれほど追い込む必要はあるか?と疑問に思う。幸にして私の実習は大変ではあったがとても有意義なもので、ここまで追い込まれなかった。

実習先ガチャでここまで差があるのは不平等に感じる。

■ 本題:それって倫理綱領違反になっていない?

精神保健福祉士は教育の責務に対して以下の倫理綱領が存在する。

精神保健福祉士は、スーパービジョンや学生等の教育・実習指導を行う場合、公正で適切な指導を行い、スーパーバイジーや学生等に対して差別・酷使・精神的・身体的・性的いやがらせ等人格を傷つける行為してはならない
http://www.japsw.or.jp/syokai/rinri/japsw.htm#5-2

最初の学生の不満や感想から、実習指導者は教育指導に関する責務に反していないか?

もちろん専門職である以上、道のりは楽ではないし、自己覚知や苦難は必要な過程だ。

しかし「実習先の当たり外れ」とギャンブル要素を思わせる体制に疑問や不満を感じる人も出てくるはず。

そのことで実習指導者講習会のアンケート「精神保健福祉士養成課程における教育内容等の見直しについて」「精神保健福祉士養成における実習教育のあり方に関する検討」などを引用しながらまとめたかったが、長くなってしまったため別記事にまとめる。(多分)

■ 指導者も手探り中な感じ

機関の上層部や実習指導者の教育も整ってないため、実習生は自分を追い込みすぎず開き直り、受験要件のためと割り切りって社会人スキルでやり過ごそう。
(日本精神保健福祉協会の実習指導者の意見会を読むと、自分を追い込むのが馬鹿馬鹿しく感じるよ!)

■ 本当に言いたかったこと

決して現場の実習教育の批判をしたいわけではなく。

指摘することが生きがいの指導者など、ハズレ環境に当たった実習生や同級生の理不尽な負荷を思いやりたい。

というか単純に理不尽な対応への不満の吐き出しや共感の場にし、実習生の同志として勇気づけや助け合いの気持ちを文章化したかった。

だけど私には文章力も共感力も理解力も足りてなかった。

だれか同志よ、私の意思を引き継いでください…


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