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タッカーカールソンのFOX-TV解雇にみるオルタナティブメディアの可能性

アメリカの大人気の政治コメンテータータッカーカールソンが、FOXTVを解雇された後、ツイッターで独自の番組を立ち上げることを表明し、第一回がドロップされました。

https://www.cnn.co.jp/showbiz/35203560.html

これまでも、マスメディアの偏向報道についてフェイスブックで投稿してきましたが、タッカーカールソンはそうした中で、偏向報道を告発する側のジャーナリストとして人気を得ていました。

タッカーカルソンが解雇された理由について、Google Bardでは以下のように言及されています。

「カールソンが番組で繰り返し行った差別的およびヘイトスピーチが原因とされています。カールソンは、黒人、移民、LGBTQの人々など、さまざまなグループに対して差別的な発言をしてきました。また、2021年のアメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件について、陰謀論を流布したとして批判されました。」

実際には「パンデミック、ウクライナ戦争、ダボス会議、詐欺的な金融の動きなどを告発する発言を続けていた」ことが真の理由だと言う意見もあります。

彼が、資本の圧力によってFOX-TVを追われたあと、ツイッターというオルタナティブメディアで発信を続けることができているということは、現代のメディアのあり方に大きな示唆を与えています。

つまり、中央集権的な支配力が働いているメディアに対して、分散化したオルタナティブ、インディペンデントなメディアの持つ可能性、ということです。

かつてはテレビというハードウェアが持つ権威が媒体力として重要でしたが、今日では、インターネットの登場によって、発信者の信用力そのものが媒体力へと転換されるような時代になっています。

そのことによって真実を伝えるオルタナティブでインディペンデントな存在が成立しやすくなっています。とはいえ、YotubueやGoogleは、巨大資本による情報操作をすでに受けています。

今回のタッカーカールソンのインディペンデント化というニュースは、来るべき時代のメディアのあり方、つまり「自律分散化の可能性」を示唆しており希望であるかように見えます。

(私自身は政治的なスタンスはもっていません。あくまで現代におけるテクノロジーやメディアのあり方を問う、というスタンスで投稿をしています)

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