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スウェーデンで作る、スイス+スウェーデンな秋の献立

こんにちは。
Yamayoyamです。

今回は語学や言語学関連のトピックはお休みして、秋の味覚について書こうと思います。

去年もこの時期、食べ物について書いた記憶があります。
そうだ、栗のピザだった!

今年は、スイスで出会ったドイツのJägersauce [イェーゲルソーセ](+スウェーデンの水餃子的 kroppkakor [クロップカーコル])について書きたいと思います。
始めに告白しておきますと、ズボラですのでイチから作ったのはJägersauce だけです。
Kroppkakor はスーパーにて、茹でるだけの出来合いのを調達してきました。

毎年秋になるとたくさんの季節の食材がスーパーに並びますけど、そのうちの一つがキノコ。
レストランも季節のメニューを出してきます。
何年か前になりますが、秋のハイキング納めを義家族のみなさんとしたとき、どこかのレストランに立ち寄ってお昼をいただきました。メニューに色々と見慣れないものがあった中に、「シュパッツリのJägersauce 添え、栗の甘煮、赤キャベツ、芽キャベツ、洋梨のコンポートとともに」というひときわ目を引く料理がありました。Jägersauceは訳して「漁師のソース」。
いったいどんなソースなんだろう?
気になるけど、栗と(確か鹿肉の)ラグーパスタも食べたい・・・!というわけで、自分はパスタを注文して、夫が注文したJägersauceを一口味見させてもらいました。

基本的にはキノコのクリーム煮なのですが、バターの香りが良くマッチしていて、そこはかとなくブラウンソース感もあって美味しい!
ああ、胃が二つあれば料理も二皿注文できるんだけど、と人間に胃が一つしかないことを恨めしく思うくらいに美味しかった。
これをきっかけに Jägersauceのファンになり、その後自宅でも何度か実際に作ってみました。
ネットでレシピを漁ったところ、いくつか作り方のバージョンがありますが、基本的には以下のような感じ(詳しい分量などはお料理サイトなどを参照してください)。

材料:キノコ(好きなだけ)、玉ねぎ(半分~一個)、タイム、パセリ、バター、トマトペースト、白ワイン、ブイヨン、生クリーム、小麦粉。

1 キノコはよく洗って一口大に割くなり切るなりする。
玉ねぎは粗微塵切りくらいに切る。タイムは生のを使う場合は葉を茎から千切り取って刻んでおく。パセリも刻む。
2 フライパンにバターを溶かして玉ねぎをよく炒めたら、キノコも投入。炒める。
3 トマトペーストを大さじ1くらい投入してなじませる。
4 小麦粉も適量投入。なじませたら、白ワインをちょっと入れてアルコールを飛ばす。
5 ブイヨン100mlくらいを投入してグツグツさせる。生クリーム100mlくらいとタイムも入れたら、煮込む。
6 塩こしょうで味を整えて、パセリを散らしてよく混ぜる。

ネット上のレシピを色々見ると、ベーコンを入れたり、白ワインじゃなくて赤ワインを使うレシピもありますし、どうやらタイムはオプションのようだったり、バリエーションがたくさんあります。
が、要するに玉ねぎとキノコをバターで炒めてクリームで煮る、トマトペーストとワインが酸味を少し足していい感じにしてくれるソース。と覚えておけばOKだと信じています。

前置きが長くなりましたが、ストックホルムのスーパーでキノコが山盛り売られているのを見て、このJägersauceのことを思い出したのでした。
材料さえ揃えばこっちでも作れるはずだ、と。
で、材料を買出しながら、気づきました。
Jägersauceと一緒に食べてた Spätzli(シュパッツリ)がスウェーデンには無い・・・。
どうしよう。

何か代わりになりそうで、しかも手間いらずなものはないだろうか?パスタにかけるっていうのもありだけど、なんかソレジャナイ感がする・・・。
とスーパーをぐるぐるぐるぐ回って探しに探して閃いたのが、kroppkakor!

潰したじゃがいもと小麦粉の生地の中にベーコンが入っている、いわばスウェーデン版の餃子というか肉まん的なもの。
塩茹で10分で食べられるパック詰めなのもお手軽でズボラにぴったり!
通常はバターをかけて食べるんだそうです。
Jägersauceにもバター入ってるし、大丈夫なんじゃない?と思ってやってみました、
kroppkakaのJägersauce添え。

普通に美味しかったです。スイス(ていうかドイツ)とスウェーデンの組み合わせが、違和感なく合う。

この後3日間連続でこれを食べることになりましたが、それも単身赴任あるあるではあります・・・。

スイスにお住まいのみなさまは、シュパッツリと一緒に召し上がってみては如何がでしょうか?

それでは次回までご機嫌よう♪
Yamayoyam

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