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上達って細胞分裂?

長年何かを練習してたりすると
あれ、なんで、上達しなくなっちゃったんだろ?

って、思うことありますよね。

それって、本当に上達していないんでしょうかねぇ?

自分はベーシストなので、15さいからはじめて以来ずっと、濃さはいろいろ変わってますけど、練習をつづけています。

初めてベースを手にしたときは

楽器は手に入れたけど、さて、これをどうしたものか?

ベースっていうのは
どーやって弾くんだ?

勿論テレビなどで演奏している姿を見たことはありますし、身近にも、弾く人いるし

なんとなく知ってます。

自分がベースを弾きたくなったのは、自分が入学することになった高校の先輩が演奏する

「チョッパーベース」

を見て、うわアレおもしろそーって思ったからでした。

さて、、ここから、どうやって技術を身につけてきたんでしょう?

とりあえず、椅子に座って、膝の上に置いてみました!

これで、「構える」を習得しました。
見よう見まねで、弦を引っ張ってみます。

びよーんって音が出ました。

いろんな弦を引っ張ってみます。

これで、4本の弦(ベースには4本の弦が張られています)を弾く方法を獲得しました。

今度は、どこかの弦を適当に左手で押さえて、右手で弦を弾いてみます。

これで、左手を使うと1本の弦の上で音を変えることが出来ることを覚えました。

その辺で、何か、音が変なことに気がつきました。

どうやら、ベースはミラレソと言う音で調弦する必要があるらしいことを覚えました。

そして、何処にドがあって、何処にレがあってと探して、ドレミファソラシドを覚えました。

右手は人差し指と中指を交互に動かすと良いらしいことも覚えました。

初めてのときは、獲得出来る物が沢山あります。

ここまでのひとつひとつが紛れもなく上達です。

ひとつひとつ
あっできたっ、と、喜びをかみしめます。

いったいここまてで幾つのことを習得できたでしょう?

何回かドレミファソラシドを繰り返していくと

ベースで音階を弾くという、ここまでの過程が、一つの技術と言うことになります。

あ、あんなに沢山獲得したのに、一つのになっちゃった。笑。

さて、この一つの技術をまだまだ繰り返します。
繰り返していく内に、指の動きが、緻密に効率的になり、音量や音力をコントロールできるようになってきます。

ただドレミファソラシドを弾くことが出来ると言うことにはかわりませんから
一つの技術です。

でもその緻密さは練習すればしただけ変わってきます。これって、どんどん細胞分裂して、行く感じにイメージしてみることできませんか?

ところが、ドレミファソラシドが弾けるようになっただけで、ぜんぜん上手くならないなぁ

と、考えてしまったりします。

ドレミファソラシドが弾けるなんて当たり前のことになってしまうんですね。

その中の細かい技術をひとつひとつ獲得して、統合していまのドレミファソラシドが弾けることを忘れて、ドレミファソラシドしか弾けない。

と、考えてしまいます。

この辺で、一旦飽きてしまいました。
(あ、勿論実際にはもっといろいろおぼえてるんですけど、そのひとつひとつに、同じ症状が出ていました。つまり、その時さっと覚えて、一つの技術として、統合できることは大体やったと言うことです。)

ということで、何ヶ月間は、ベースは放置。笑

何かのきっかけで、再び手にしたとき
ビックリしました。

以前練習していた時よりも、全然上手に弾けるし、別の技術として、練習していた、チョッパーベースが楽々音になるんです。

どうやらお休みしている間に、ベースを演奏するための神経回路が整理されたようです。

あれ?俺こんなに弾けたっけと、とても不思議でした。

そして、また、おもしろくなって夢中になって練習を始めました。

新しい奏法を覚えたり、それを反復することで、その技術を細胞分裂させて、より緻密に繊細にしていきました。

そして、また、そこまでをひとくくりにして、ベースが弾けるという、一つのとして扱うようになります。

ああ、残念確実に上達して緻密に繊細になっているのに、上手くなんねーなーのひとことで片付けてしまいます。

わーもったいない。笑

上達すればするほど「1」の中に緻密な細胞分裂を繰り返していく事になるので、上達具合は見えにくくなります。

でも、気がつかずに上達してます。やめないかぎり。

他の人とアンサンブルをすれば、直接楽器をコントロールする以外の大切な技術も育てていくことになるので、そこに時間を割いている間はよりいっそう楽器の技術の上達はわかりにくくなるかもしれませんが、アンサンブルの能力を養っていくのも上達ですよね。


むかーし大先輩に云われました。

大切なのは続けることだよって。


いやぁここまで勢いだけで書いてしまいました。わかりにくかったらごめんなさい。

いきなり話飛びますが
アレクサンダーテクニークの説明で、
不必要な緊張に気づきそれを止めていくことで、動きが。。。的なのあります。

技術の上達のためにそれを使うことも出来ます。

そこにご興味お持ちの方

是非是非。😭ww

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